フランス 🇫🇷 ストラスブールってどんなところ 🙄 冬のクリスマスマーケット 🤶🏻🎅🏻🎄 夏のイルミネーション 📽 春のカーニバル 💃🏼 そして美味しいアルザス料理 🥨

フランスとドイツの文化が交差する街、ストラスブール (Strasbourg) 

ストラスブールは、フランス北東部・グラン・テスト地域圏 (Grand Est) に位置し、ドイツとの国境にほど近い街です。

パリ🇫🇷からは高速鉄道TGVでわずか約1時間50分、フランクフルト空港🇩🇪からもバス (FlixBus) で約3時間20分と、ヨーロッパ主要都市からのアクセスも良好です。 

その地理的条件から、中世には「ヨーロッパの十字路」と称され、交通・交易の要所として栄えてきました。しかしその一方で、長い歴史の中でフランスとドイツの間を幾度となく行き来した街でもあります。

そのため、現在のストラスブールには、フランスとドイツ、両方の文化が美しく融合した独自の魅力が息づいています。

木組みの家が並ぶ旧市街や、アルザス地方の伝統料理、ドイツ風の建築、そしてフランスらしい洗練された街並み…。まるでふたつの国を一度に旅しているような、不思議で心地よい感覚が味わえるでしょう。 

冬には幻想的なクリスマスマーケットが街を彩り、夏の夜にはストラスブール大聖堂が美しいライトショーで輝きます。さらに、美食の街としても知られ、ワインや郷土料理を楽しめるレストランも充実しています。

このページでは、そんなストラスブールの魅力を、

1. ストラスブール観光のハイライト！　

　・初めてでも外さない名所めぐり　 

2. 季節ごとのイベント情報　

　・冬のクリスマスマーケット

　　👉🏻 クリスマスマーケットまとめサイト

　・夏のイルミネーション

　　👉🏻 lumière 2024

　・春のカーニバル

　　👉🏻 Carnaval de Strasbourg 2025

3. 何を食べる？どこで食べる？

4. ストラスブールの公共交通機関玄関口

5. 旅行中にあると助かる！　ストラスブール市内の公衆トイレ情報 🚻

6. ストラスブールのサッカーチーム「RC Strasbourg」

7. ストラスブールから足を伸ばそう🚗　

　👉🏻 ワイン街道の美しい村めぐり 🍇

という流れでご紹介します。 

ストラスブールってどんな街？観光の見どころを紹介！

ストラスブールは、フランス北東部のアルザス地方に位置し、人口は 50 万人ほど (2022)。旧市街が1988年にユネスコ世界遺産に登録された歴史都市でありながら、EUの主要機関が集まる国際都市としての一面も持っています。

ストラスブール旧市街の魅力【世界遺産の街並みを歩く】 

まず訪れたいのが、ストラスブール観光の中心地でもある旧市街 (グラン・ディル / Grande Île)。中世の面影を色濃く残すこの地区では、以下のような見どころが点在しています。  

1. ストラスブール大聖堂 (Cathédrale Notre-Dame de Strasbourg)

高さ142mの尖塔がそびえるゴシック建築の傑作。その美しさに、かのヴィクトル・ユーゴーも「巨大で繊細」と称賛したほど。内部には天文時計があり、決まった時間に仕掛け人形が動く様子は必見です。 

2. プティット・フランス (Petite France)

運河に囲まれた可愛らしいエリアで、かつては職人が暮らしていた街。木組みの家と水辺の風景が織りなす、まるで絵本のような世界が広がります。

　・プティット・フランスの様子は👉🏻 こちらの動画でご紹介しています

3. アルザス地方博物館 (Musée Alsacien) 

アルザスの伝統的な暮らしや工芸、衣装を紹介する博物館。屋内なのにまるで昔の村に迷い込んだような空間で、地域の文化と歴史にじっくり触れることができます。

　・詳しくは👉🏻 こちらのブログで紹介しています

4. 歴史あるワイン蔵 Cave Historique des Hospices de Strasbourg 

ワイン好きにはぜひ訪れてほしいのが、市立病院の地下にある700年の歴史を持つワインセラー。現役でアルザスワインの熟成にも使われており、無料で見学できます。

　・見学の様子は👉🏻 こちらブログで紹介しています

知る人ぞ知る観光スポット 🖋 

ゲーテのアパルトマン (Goethe’s Apartment) 

18世紀にドイツの文豪ゲーテが学生時代を過ごしたアパートが、旧市街の一角に残されています。Place des Tripiers 向かいの「36 Rue du Vieux Marché Aux Poissons」にあり、赤い壁に描かれた彼の肖像が目印です。観光客にはあまり知られていない穴場スポットです。

ノイシュタット地区 (Neustadt)：もう一つの世界遺産

旧市街から少し足を延ばすと、2017年に世界遺産に追加登録された👉🏻 ノイシュタット (Neustadt) 地区があります。この地区は、アルザスがドイツに併合されていた19世紀末に開発されたエリアで、広い通りや重厚な建築物が立ち並ぶ整然とした街並みが特徴です。 

旧市街の中世的な雰囲気と、ノイシュタットの近代的な街並みのコントラストを楽しめるのも、ストラスブール観光の醍醐味です。

欧州議会（European Parliament）：国際都市ストラスブールの象徴 

ヨーロッパの未来を形作る場所、欧州議会 (European Parliament) も見逃せません。旧市街からトラムで数分、近代建築のルイーズ・ヴェイス棟 (Bâtiment Louise-Weiss) では、実際の会議場を見学したり、EUの歴史を学ぶ展示を見ることができます 👉🏻 ストラスブールの欧州議会初体験レポはこちら！穴場情報も！

ストラスブールの観光ベストシーズンはいつ？四季折々のイベントをご紹介

ストラスブールは、季節ごとに表情を変える魅力あふれる街。特に有名なのは、世界中から観光客が訪れる冬のクリスマスマーケットですが、それ以外の季節にも見逃せないイベントが多数あります。ここでは、ストラスブールの四季の楽しみ方をご紹介します。

ストラスブールと言えばやっぱりコレ！【クリスマスマーケット】

11月下旬から約1か月間開催される「ストラスブールのクリスマスマーケット（Marché de Noël）」は、フランス最古（1750年〜）の歴史あるマーケットとして知られ、“クリスマスの首都 (Capitale de Noël)”とも称されます。 旧市街全体が幻想的な光と飾りで包まれ、可愛らしい屋台にはオーナメント、ハンドメイド雑貨、ホットワインやアルザス地方の郷土料理などがずらり。まるで物語の中に入り込んだような雰囲気の中、誰もが笑顔になるこのイベントは、初めてストラスブールを訪れる方にとって一生忘れられない体験になること間違いなしです。 

✍🏻 詳しくはこちらにまとめています 👉🏻 「ストラスブールのクリスマスマーケット」

2025年 ストラスブールのクリスマスマーケットの日程は？ 

開催期間：2025年11月26日 (水曜日) から始まり、最終日は12月24日 (水曜日) です。

✍🏻「2024年」ストラスブールのクリスマスマーケットの様子を、 

👉🏻 ブログで見る

👉🏻 動画で見る

その他アルザス地方、エギスハイム、リクヴィール、リボヴィレのクリスマスマーケット の日程は 👉🏻アルザス地方クリスマスマーケット日程覚書 2024 🎅🏻🤶🏻🎄にまとめています。

Strasbourg lumière 2024

夏：ストラスブール大聖堂が光り輝く夜【ライトショー “Lumière”】

夏の夜には、ストラスブール大聖堂を舞台にしたライトショー「Lumière」が開催されます (例年7月〜8月頃)。 以前はプロジェクションマッピングが行われていましたが、2023年からは光の演出を中心とした静的で幻想的なライトショーへと変更されています。巨大で壮麗なゴシック建築がやわらかな光に包まれる様子は、ため息が出るほど美しく、夏の夜の散歩にぴったりです。 

2024年の開催期間と時間

期間：7月5日(金曜日)〜9月8日(日曜日)

時間：21時〜25時 ⚠️ 23時以降は音響なし

✍🏻 2024年のライトショーはこちらにまとめています👉🏻 « lumière 2024»

🤔 プロジェクションマッピングとライトショー« lumière »の違い

プロジェクションマッピングは、建物や立体物に映像を投影し、その凹凸を活かして視覚的に壮大な効果を生み出す技術です。建物自体が変幻自在に姿を変えるその演出は、観る者を圧倒します。一方で « lumière » は、静的なライトショーでありながら、その美しさは言葉に尽くせないものがあります。初めてストラスブール大聖堂を訪れる方にとって、西側ファサードで繰り広げられる « lumière » は、まさに感動の瞬間となるでしょう。

春：ストラスブールに春の訪れを告げる【カーニバル（Carnaval）】 

ストラスブールの春の風物詩「カーニバル（Carnaval de Strasbourg）」は、3月中旬に開催されるカラフルでにぎやかなパレードです。 華やかな衣装に身を包んだ参加者たちが音楽と共に街を練り歩く様子は、春の訪れを祝うストラスブールらしいイベントです。ただし、この時期は天候が不安定なため、開催可否は事前チェックを忘れずに。 

2025年のストラスブールのカーニバルの日程は？

開催日：2025年3月23日💃🏼🕺🏼

✍🏻 2025年のカーニバルはこんな感じでした 👉🏻 Carnaval de Strasbourg 2025 💃🏼🕺🏼

番外編：静けさに包まれるストラスブールの冬 ❄️ 

クリスマスマーケットで賑わう11月末から年末までの華やかなシーズンが過ぎると、ストラスブールの街は一気に静寂を取り戻します。年明けの1月〜2月は、観光客の姿もまばらで、まるで時間がゆっくりと流れているかのような幻想的な雰囲気に包まれます。 

ストラスブール (北緯48.57) は、実は札幌 (北緯43.05) よりもさらに北に位置しています。そのため、どんよりとした鉛色の曇り空が続く日もありますが、雪が舞い始めると、街全体が一変します。中世の街並みにうっすらと積もった雪がまるで絵本の世界のような景色を生み出し、思わず足を止めて見入ってしまうほどの美しさです。 

地球温暖化の影響か、近年は以前ほど雪が積もることは本当に少なくなりましたが、真冬日が続くこともあり、キーンと冷えた空気の中で静かな旧市街を歩く体験は、冬ならではの特別な思い出になるでしょう。 

✍🏻 2021年1月、雪が積もったストラスブールの様子は 👉🏻 こちらからご覧いただけます ☃️ 🥶

イベントがない時期でも楽しめる！ストラスブールのゆるり旅アイデア 

季節限定イベントが開催されていない時期でも、ストラスブールにはのんびり楽しめる魅力的なスポットや過ごし方がたくさんあります。 

🚶‍♀️ イル川沿いを散策して地元気分 

地元のパン屋さんやケーキ屋さんで食べ物を買って、イル川沿いのベンチや公園でピクニック。穏やかな川の流れを眺めながら過ごす時間は、観光の合間のリラックスタイムにぴったりです。  

✍🏻 ある晴れた日に 👉🏻 ストラスブール旧市街を囲むイル川周辺を歩いてみた🚶🏻🚶🏼‍♀️

🚤 バトラーマ遊覧船で川から街を眺める 

ストラスブールのもう一つの楽しみ方は、イル川クルーズ (Batorama)。街並みを水面から眺めると、また違った表情が見えてきます。 

🆕 2018年からは、免許不要で自分で操縦できるレンタルボートも登場！自由気ままなクルーズ体験は、忘れられない思い出になるはずです。

 📸 写真好き必見！ストラスブールのおすすめ撮影スポット

ストラスブールには、インスタ映え間違いなしのフォトスポットがたくさんあります！ 

・ストラスブール大聖堂：昼も夜も絵になる圧巻の建築美。 

 ・プティット・フランス：木組みの家と運河が織りなすメルヘン風景。 

個人的には ⬆️ Collège épiscopal Saint-Étienne や、静かな広場で美しい景色を楽しめる ↖️ Place des Tripiers、また、 ↗️ ヴォーバン・ダム (Barrage Vauban) から眺める旧市街の景色は、まるで絵画のように美しいと感じています。

ストラスブールの美食の楽しみ方

ストラスブールはアルザス地方の中心都市であり、独自の食文化が根付いています。代表的な料理には、フランスとドイツの文化が融合したものが多く、例えば「タルトフランベ」、「シュークルート」、「アルザスワイン」などがあります。

また、街の至る所にパン屋さんやパティスリーがあり、地元の特産品や焼き菓子を試食することもできます。さらに、ストラスブールにはアルザス地方の伝統料理を提供するレストランが数多くあります。食通やグルメにはたまらない、美食の街と言えると思います。

ストラスブールは、豊かな文化や歴史、美食が楽しめる魅力的な観光地であると言えます。

ストラスブールのお気に入りレストラン：

Les Haras Brasserie 

23 Rue des Glacières, 67000 Strasbourg

こちらのレストランは、フランスのレストランらしい上品で洗練された雰囲気で、料理も美味しいです。人気のため予約が取れなかった事があるので、早めの予約が必要です。

La binchstub 

28 Impasse de l'Écrevisse 67000 Strasbourg

ストラスブールの旧市街でタルトフランベ (Tartes Flambées) を食べるなら La Binchstub だと思います 😋 たくさんの種類があり、いろいろな味を楽しめます。

お気に入りのレストラン番外編

Restaurant Au Pont Corbeau

21 Quai Saint-Nicolas, 67000 Strasbourg

アルザス料理を食べるならこれレストランがお薦めらしいけれど、タイミングが合わなかったり、予約ができなかったりで、残念ながらまだ行ったことがないお店。土曜日が定休日なので注意が必要ですが、アルザス地方の伝統的な料理を楽しめるレストランです。

✅ ストラスブールの人気のパンやさんは 👉🏻 こちらにまとめています。

✅ ストラスブールの人気のパティスリーは 👉🏻 こちらにまとめています。

ストラスブールの公共交通機関玄関口 🚃🚌

ストラスブール駅 (TGV や Ter など)：Gare de Strasbourg

ストラスブール駅は、TGV (フランスの高速鉄道) や地域鉄道 (TER) の発着駅として機能する、街の主要な交通ハブです。👉🏻 Gare de Strasbourg の内部は、スタイリッシュで、居心地がよく、地元の人たちや旅行者が行き交っているのを見ると、旅行のワクワク感が倍増します。

長距離バス (Flix Bus など)：

長距離バスを利用する場合は、エトワール公園 (Parc de l'Étoile)にある 👉🏻 Gare Routière de Strasbourg (Bus & Autocar) が玄関口となります。周囲には広々とした公園があり、移動の合間にほっと一息つける環境も整っています。長距離バスの旅は、安くて効率的な選択肢であり、ストラスブールの公共交通機関を利用すれば、旅行費を節約しながら、旅の魅力を存分に楽しめます。

ストラスブール旧市街周辺の公衆トイレ🚾：

公衆トイレは、チップ置き場がありますが、基本的に無料です。

1️⃣ ストラスブール大聖堂横：5 Place du Château, 67000 Strasbourg

2️⃣ クレベール広場：Place Kléber, 67000 Strasbourg

3️⃣ ヴォーバン・ダム：Place du Quartier Blanc, 67000 Strasbourg

4️⃣ バス乗り場 (Flix bus などの長距離バス乗り場)：Parc de l'Étoile, 67000 Strasbourg

5️⃣ 4 Quai des Pêcheurs, 67000 Strasbourg

6️⃣ 〒67000 Strasbourg

その他にもあります。

ストラスブールのサッカーチーム

ストラスブールにはプロサッカーチーム、ラシン・クルブ・ドゥ・ストラスブール (Racing Club de Strasbourg) があります。愛称は「ラシン（Racing）」。ホームスタジアムは、スタッド・ドゥ・ラ・メノ (Stade de la Meinau) です。このスタジアムへは、トラムのA線とE線が便利です。

渡仏したときは財政問題で5部だったけれど順調に勝ち進んで、漸くリーグ・アンに戻ってきたのが、2017-18シリーズからです。

✍🏻 ストラスブールのサッカーチーム、ラシン・クルブ・ドゥ・ストラスブール (Racing Club de Strasbourg) が 👉🏻 フランス２部リーグ 2017 制覇

ストラスブールから足を伸ばそう🚗 
アルザス・ワイン街道の美しい村めぐり🍇

ストラスブールを訪れる際、旧市街だけなら1日あれば充分楽しむことができます。しかし、時間に余裕がある場合は、ストラスブールに滞在しながら、日帰りでアルザス・ワイン街道の村々を巡ることもおすすめです。アルザス・ワイン街道 (Route des Vins d’Alsace) に点在する村々は、まるで絵本から抜け出したような風景が広がっています。

コルマール、リクヴィル、リボヴィレなどの村々は、美しい風景と素晴らしいワインで知られており、旅行の素晴らしい思い出となるでしょう。また、時間が少し限られていても、ストラスブールからドイツのハイデルベルグへの日帰り旅行も可能です。

ストラスブール周辺の魅力的な村々とハイデルベルグへの日帰り旅行の詳細について、実際に私が行った時の様子はこちらにまとめています👉🏻「ストラスブールから日帰りで楽しむ究極の旅：アルザスの村々とワインの魅力を満喫しよう！足を伸ばしてドイツのハイデルベルグへも！」

情報が古くなっているところもあるかもしれませんが、ストラスブールとその周辺の観光を予定されている方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

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