ストラスブール市立病院の地下に眠る至宝 🏥 魅力あふれる病院内の秘密のワイン蔵 🍇 Cave Historique des Hospices de Strasbourg

ストラスブールの市立病院の敷地には、魅力的なワイン蔵が存在していること、ご存知でしょうか?


今年も終わりが近づく中、寒い日が続くストラスブールの旧市街は、クリスマスマーケット (Le Marché de Noël de Strasbourg) で大いに賑わっています。


この土曜日に、私はクライミング友のOlivier君に誘われ「カーヴ・レ・オスピス・ド・ストラスブール(Cave Historique des Hospices de Strasbourg)」を訪れました。


この特別なワイン蔵、カーヴ・レ・オスピス・ド・ストラスブールは、ストラスブール市立病院の地下にあります。その歴史は1395年までさかのぼります。かつてこの場所では、修道士たちが巡礼者や困窮者に医療以上のサービスを提供していました。実は、ストラスブール病院の貯蔵庫は、ワインだけでなく穀物や生鮮食品の保管にも利用されていたのです。


時代が移り変わるにつれて、病院の役割が主軸となり、ワインの供給量は次第に減少していきました。1994年にはセラーが使用されなくなり、その役割を終えましたが、新たな経営方針と営業戦略により、Cave Historique des Hospices は存続することができました。

1472年もののヴィンテージが貯蔵されていたワイン樽


驚くべきことは、Cave Historique des Hospices には、1472年のワイン樽が保管されています。この樽は世界でも最も古いワイン樽のひとつと言われています。では、一体1472年のワインはどのような味わいがあるのでしょうか?聞いたところによれば、酸っぱくて美味しくないとのことですが、その歴史的な価値に惹かれますよね。

現在、病院は自前の畑を所有していませんが、アルザス地方の様々な醸造所から集められたワインが蔵内で熟成され、その豊かな味わいや香りが育まれています。成熟したワインは「Hospices de Strasbourg」というブランドで販売されています。これはまさに、ストラスブールの隠れた観光名所と言えるでしょう 😁

12月の土曜日は、クリスマスまでの期間限定で、午後もワイナリーが開放され、試飲イベントが開催されています。今回の訪問はこの試飲会に参加するためでした。通常はスーパーで 約15€ のワインを購入することが多い私ですが、今回はクリスマスと新年のために少し贅沢になってみました 🤣

ストラスブールの市立病院の敷地を訪れれば、歴史に彩られたワイン蔵の魅力を感じることができるでしょう。ぜひ足を運んで、その深い味わいを心ゆくまで楽しんでみてください。


Cave Historique des Hospices de Strasbourg

月曜日から金曜日:8:30am~12:00pm, 13:30pm~17:30pm

土曜日:9:00am~12:30pm 

日曜・祝日定休

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