ストラスブールのこの夏だけを満喫しよう!光と音楽、森とともに楽しむ大聖堂の夜

フランス東北部にあるストラスブールは冬のクリスマスマーケットで有名ですが、実は夏にも魅力的なイベントがあります。2025年の夏、私もようやくその一端を体験することができましたので、その様子をお届けします。 


夏のストラスブールで出会った「森」:Der Wald – La Forêt – The Forest

ストラスブール旧市街の中心、大聖堂前のシャトー広場 (Place du Château) には、この夏「森(Der Wald – La Forêt – The Forest)」が出現しました。とはいえ、最初に訪れたときは「これは森なのか?」と少し不思議な気持ちになったのも正直なところです。広場にはプラスチック製と思われる木々が点在していて、明るい時間に見る限り、森らしい雰囲気はあまり感じませんでした。全体的に簡素な造りで、広場で行われるパフォーマンスのために最低限の設備が整えられたのかなという印象です。ただ、夜のライトアップが始まれば、また違った雰囲気が楽しめるのかもしれません。

lumière 2025 Strasbourg


ストラスブールの夏の目玉はやはり「lumière 2025」? 🤔

今年もストラスブール大聖堂の西側ファサードに、静かで幻想的なライトショーが映し出されています。私は以前のプロジェクションマッピングのような、音楽と映像が一体となった迫力ある演出が好きでしたが、今年の lumière は落ち着いた光の演出が特徴で、また別の良さがあると感じました。記録的な暑さの2025年の夏、夜の涼しい空気の中、冷たいジェラートを片手に大聖堂に投影される光と音楽に包まれる時間は、特別な思い出になるはずです。


lumière 2025:静寂の中に浮かぶストラスブール大聖堂 

開催期間と時間

場所:ストラスブール大聖堂西側ファサード

無料: 誰でも自由に観賞できます

期間:7月4日 (土) ~ 8月31日 (日)

時間:22:30〜24:00 * 約15分の映像が繰り返し上映されます

⚠️ 23時以降は音響がなくなるため、静かに楽しみたい方には遅めの時間帯がおすすめです


シャトー広場では…ちょっとしたお楽しみも

lumière の開始前、金・土・日曜には大聖堂前のシャトー広場で小さなコンサートやダンスパフォーマンスが行われます。私が訪れた日は、ゴスペルの歌声が広場に心地よく響いていました。金曜の夜はクラブ風の音楽、土曜の夜はライブコンサートと、曜日によって雰囲気が変わるのも魅力です。詳しいスケジュールは 👉🏻 Été Strasbourg の公式サイト で確認してから訪れるのがおすすめです。 


正直なところ、私は大聖堂の西側ファサードで行われている lumière の光の演出そのものよりも、始まる前にシャトー広場で行われるパフォーマンスの方に強く魅力を感じました。生の音楽や踊りが広場の空気を変え、その瞬間ならではの特別な雰囲気を味わえるのが素晴らしかったです。


曜日ごとの主な内容 

金曜日:午後はスポーツアクティビティ、夜はクラブ風の音楽イベント

土曜日:午前はヨガ、昼:家族向けアクティビティやダンス、夜は多彩なライブコンサート

日曜日:日中は音楽イベントや体験型アクティビティ


ストラスブールの夏、他にも楽しめるイベント2025

ストラスブールの夏には、他にも魅力的なイベントが盛りだくさんです。 

・7月11日〜13日:ジャズフェスティバル (プティット・フランス) 

木陰で涼みながら聴くジャズは、暑い夏の日にぴったりです。 

・7月14日:フランス革命記念日 花火大会  

花火とドローンの共演は、空を見上げるだけでわくわくします。 

・8月29日〜30日:Le FARSe (野外芸術フェスティバル) 

街じゅうが舞台になり、散歩するだけでも楽しいパフォーマンスがあちこちで繰り広げられます。


もし時間があれば「ルミネッセンス(LUMINISCENCE)」も 

2025年はストラスブール大聖堂内部で行われる光と音のスペクタクル「ルミネッセンス」も話題です (有料) 。大聖堂の壁や天井に映像が投影され、ナレーションや音楽とともに楽しむ没入型のショーです。

場所:ストラスブール大聖堂の内部、特に身廊 (nave)

日程:8月29日から

有料: チケットが必要です

詳細や予約は公式サイトをチエックしてください。


まとめ 

ストラスブールの夏は、冬のクリスマスマーケットに負けない魅力があります。大聖堂と光、音楽と「森」が作り出す幻想的な夜のひととき。ぜひこの夏、冷たいアイスを片手に夜の散歩を楽しみながら、シャトー広場の光と音の世界を体験してみてください。 


覚書:プロジェクションマッピングとライトショー« lumière »の違い 

プロジェクションマッピングは、建物や立体物に映像を投影し、その凹凸を活かして視覚的に壮大な効果を生み出す技術です。建物自体が変幻自在に姿を変えるその演出は、観る者を圧倒します。一方で « lumière » は、静的なライトショーでありながら、その美しさは言葉に尽くせないものがあります。初めてストラスブール大聖堂を訪れる方にとって、西側ファサードで繰り広げられる « lumière » は、まさに感動の瞬間となるでしょう。

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