夏休みなどを利用して、ヨーロッパ各地のトレイルを歩いた備忘録です。
日本では槍穂高の縦走や大キレット、北岳山行など、いわゆる「ピークハント」を目的とした本格的な登山を好んでいました。しかし、ヨーロッパに渡ってからは、標高にこだわらず、高原を渡る風や歴史ある街並みを愛でる「トレッキング(Randonnée)」の魅力に目覚めました。
このページでは、実際に歩いて感じた景色の素晴らしさはもちろん、
・ルートの難易度やアクセス
・旅の拠点となった街や宿泊施設
などを具体的にまとめています。
アイガーの麓を歩く王道ルートから、世界遺産の巡礼路、そしてブドウ畑を抜けるワイン街道まで。気になるエリアをタップして、あなたの心に響く景色を探してみてください 😊
※情報は訪問当時のものです。最新の状況は現地の観光案内所等でご確認ください。
🇨🇭 スイス (Switzerland)
🇨🇭 マッターホルンを望む絶景トレッキング(ツェルマット周辺)
ゴルナーグラートから始まる、マッターホルンとモンテ・ローザ山群を同時に望む贅沢なトレイル。私が歩いたのは、ゴルナーグラートからシュトックホルンを往復し、帰路にリッフェル湖(Riffelsee)で逆さマッターホルンを撮影、ツェルマットまで下るルート。特にホーエリからシュトックホルンへの区間はアルパイントレイルで、痩せた尾根やガレ場もありますが、それを補って余りある360度の大パノラマが広がります。一方、ゴルナーグラートからリッフェル湖を経由してツェルマットへ下るルートは、逆さマッターホルンという絶景を手軽に楽しめる定番コース。どちらを選んでも、どこを切り取っても絵画のような景色に出会えます。
ベストシーズン:夏〜初秋(7〜9月)
難易度:ゴルナーグラート〜ホーエリ(中級)、ホーエリ〜シュトックホルン(上級・アルパイントレイル)、リッフェル湖経由下山(初〜中級)
所要時間:ゴルナーグラート〜シュトックホルン往復3.5〜4時間、リッフェル湖経由下山2〜3時間
標高差:登り約450m(ゴルナーグラート3,089m→シュトックホルン3,532m)、下り約1,900m(ツェルマットまで)
アクセス:ツェルマットからゴルナーグラート鉄道で終点まで約30分(進行方向右側の席推奨)
装備:トレッキングシューズ、日焼け止め必須(標高が高く日差しが強い)
注意点:シュトックホルンへのアルパイントレイルはそれなりの経験が必要。リッフェル湖からツェルマットへの下りは急傾斜で膝への負担大。体力に自信がない場合は、リッフェルアルプから登山鉄道の利用推奨。
こんな人に:本格的な山歩きを楽しみたい方はシュトックホルンまで、逆さマッターホルンだけなら初心者でも楽しめます。行きはモンテ・ローザ山群を目指して登り、帰りはマッターホルンに向かって歩く、という贅沢な景色の変化を味わえます。
🇨🇭 アイガートレイル(Eiger Trail):北壁の真下を歩く
アイガー北壁を真下から見上げる、究極のトレイル。私が歩いたのは、アイガーグレッチャー駅からアルピグレン駅への下りルート(標高差約700m)。通称「ミニ・アイガー北壁」と呼ばれるヴィア・フェラータ、Rotstock(2,663m)北壁を登った後、このトレイルを歩きました。最初は横からかすめ見る程度だったアイガー北壁が、徐々に正面から「どーん」と姿を現す瞬間は圧巻です。16時を過ぎても、双眼鏡でクライミングルートを追う年配のカップル、独りで北壁を静かに眺める女性など、この場所に魅せられた人々との出会いがありました。小規模な雪崩が起きる様子を目にすると、この北壁の厳しさも実感します。アルピグレン駅からの登りルートなら、最初から北壁を見上げながら歩けるため、より感動的かもしれません。
ベストシーズン:夏〜初秋(7〜9月)
難易度:中級
所要時間:下り2〜2.5時間、登り2.5〜3時間 標高差: 約700m(アイガーグレッチャー2,320m ↔ アルピグレン1,615m)
アクセス:グリンデルワルトからユングフラウ鉄道でアイガーグレッチャー駅またはアルピグレン駅へ
装備:トレッキングシューズ、防寒具(標高が高く風が冷たい場合あり)
組み合わせ提案:Jungfrau Eiger Walk(逆さアイガーを映す湖などが整備されたルート)と繋げて歩くのもおすすめ
注意点:工事期間中は迂回ルートになる場合あり(所要時間+30分程度)。SchweizMobilのサイトで最新情報確認推奨。
こんな人に:アイガー北壁に憧れがある方、登山史に興味がある方。トレイル途中には1938年初登ルートの説明ボードがあり、私はそれを見ながら実際のルートを目で追っていると、思わず鳥肌が立ちました。夕方には日差しが北壁を照らし、親近感が湧く瞬間も。ゆっくり歩きながら、この伝説の壁と対峙する至福の時間を味わえると思います。
👉🏻 詳細:アルピグレンからアイガーグレッチャーへ、北壁を仰ぐ記録はこちら
🇨🇭 シーニゲプラッテ 〜 フィルスト:絶景のロングトレイル
ベルナー・オーバーランド3山(アイガー・メンヒ・ユングフラウ)を様々な角度から眺める、ユングフラウ地域屈指のロングトレイル。私が歩いたのは、フィルストからファウルホルン経由でシーニゲプラッテへの下りルート(距離16km、標高差613m)。グリンデルワルトで歩いたトレイルの中で、最も景色の変化に富んでいたと思います。バッハアルプス湖(Bachalpsee)の透明度に驚き、ファウルホルン山頂(2,681m)からの360度パノラマに息を呑み、ブリエンツ湖とトゥーン湖を見下ろし、氷河地形のモレーンを眺める。6時間以上歩いても決して飽きることのない、景観の連続でした。そして、シーニゲプラッテに到着した夕方、順光に照らされたベルナー・オーバーランド3山を撮った写真は、今でも旅行中のベストショットだと思っています。体力的にはハードですが、歩き切った時の達成感は格別です。
ベストシーズン:6月中旬〜10月中旬 難易度: 中級〜上級(距離16km、累積標高差613m)
所要時間:6〜7時間(休憩・パノラマルート経由含む)
標高差:フィルスト(2,168m)→ ファウルホルン(2,681m)→ シーニゲプラッテ(2,068m)
アクセス:
・起点:フィルスト - グリンデルワルトからロープウェイ
・終点:シーニゲプラッテ - ヴィルダースヴィル(Wilderswil)から登山鉄道(約50分)
装備:登山靴、防寒着、雨具、十分な水と食料
組み合わせ提案:
・逆ルート(シーニゲプラッテ→フィルスト)も人気
・ファウルホルン山頂を経由せず、トラバースルートで時間短縮可能
注意点:ファウルホルン以降、シーニゲプラッテ方面からのハイカーと多く出会う Daube経由のパノラマルートは景色も良いですが、山頂からの眺めは岩峰で一部遮られるので写真撮影には注意が必要。下山後のレトロな登山鉄道も見どころ。
こんな人に:ベルナー・オーバーランド3山を一日かけてじっくり眺めたい方、変化に富んだ景色を楽しみたい方。私はファウルホルン山頂を経由しましたが、360度のパノラマは一生の思い出になったと思います。バッハアルプス湖では多くの人が足を止めますが、その先へ進むと静かで自然に包まれた雰囲気が広がります。ファウルホルン山頂にはヨーロッパ最古の山岳ホテルもあり、ここで休憩するのも一興です。体力に自信がある方なら、ぜひチャレンジしてみてください。
👉🏻 詳細:フィルストからシーニゲプラッテまで、6時間の絶景トレイルはこちら
🇪🇸🇵🇹 スペイン・ポルトガル
サンティアゴ巡礼:ポルトガルの道 (Camino de Santiago)
キリスト教三大巡礼地の一つ、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路。私が歩いたのは、ポルトガル・ポルトからスペイン・サンティアゴまでの252.4kmを8日間で巡る「ポルトガルの道」です。最もメジャーな「フランス人の道」ではなく、まだ訪れたことのないポルトガルにも興味があったため、こちらのルートを選びました。初日は場慣れという感じでぎこちなかったですが、2日目から少しずつ話ができる人が増え、巡礼の良さを体験し始めました。4日目に到着したトゥイ(Tui)の街並みは、この巡礼で一番のお気に入りです。5日目、レドンデーラで初めて公共アルベルゲに泊まれず、宿探しに苦労したのが良い教訓になりました。8日目、サンティアゴ到着時は「泣けるのでは?」と思っていましたが、観光客の多さにドン引きで感動はゼロ。しかし、この巡礼の旅を終えてみると、今までにない心地よさがありました。出身地、性別、年齢も異なる人と同じ目的を持って歩くという素晴らしさを知りました。
ベストシーズン:春〜秋(4月〜10月)
難易度:初級〜中級(平均32km/日) 所要時間: 8日間(252.4km、平均32km/日)
ルート:ポルト(Oporto)→ ヴァイラン → バルセロス → ポンテ・デ・リマ → トゥイ(ポルトガル/スペイン国境)→ レドンデーラ → ポンテベドラ → ポンテセスーレス → サンティアゴ・デ・コンポステーラ
アクセス:パリからポルトへ空路、サンティアゴから帰路
装備:40Lザック(荷物は体重の10〜15%が目安、最大20%)、トレッキングシューズ、寝袋、巡礼トポ(地図)。巡礼路は矢印があり迷わないが、地図があると精神的に楽。ポルトの本屋Fnac(開店10:00)で購入可能
巡礼の基本情報: 「ポルトガルの道」は本来リスボンからの出発(606.1km)です。コンポステーラ(巡礼証明書)取得には徒歩で100km以上歩く必要があり、クレデンシャル(巡礼手帳)に最低1日1箇所、100km範囲内では1日2箇所以上のスタンプが必要です。私はポルト大聖堂でクレデンシャルを購入しました。スタンプに関しては日付記載を必ず確認してください。
注意点:基本的に山を縦走するわけではないため、必要なものは途中の街で購入できます。公共アルベルゲは満室の可能性もありますが、私設アルベルゲも豊富にあるのでどうにかなると思います。到着後すぐにベッド確保とキッチンのチェックすることをお勧めします。食事は朝は軽食、昼夜はカフェか自炊が一般的で、調理器具はアルベルゲにあるものを使用し、食材は現地調達が基本です。サンティアゴ巡礼者事務所は混雑するため、翌朝開館直前がおすすめです(私は当日到着後、2時間以上待ちました)。
こんな人に:長距離トレッキングに挑戦したい方、多様な人々との出会いを楽しみたい方、宗教的な意味合いだけでなく自然や文化を楽しみたい方。私は初めての巡礼で、出身国も年齢も性別も異なる人々と同じ目的を持って歩く素晴らしさを体験しました。サンティアゴに到着時の感動はゼロでしたが、巡礼路で出会った人たちとの時間は、今までにない心地よさを感じました。また機会があればカミーノの路へ行きたいと思います。
👉🏻 詳細:カミーノ・ポルトガルの道の装備とトポ、全行程はこちら
🇬🇷 ギリシャ (Greece)
世界遺産メテオラ・修道院巡り
天空の修道院群を巡る、ギリシャが誇る世界遺産トレッキング。私が歩いたのは、カランバカ(Kalambaka)の街を午前9時頃出発し、左回りで主要な修道院を巡る約6時間のコースです。宿泊したホテルの支配人さんから教えてもらった主要な修道院に加え、時間があれば訪れたいおすすめの修道院も巡りました。巨大な奇岩の上に建てられた修道院群は、まさに圧巻。最初に訪れたアギア・トリアダ修道院(Agia Triada)への上り坂は少しきつく、バテましたが、絶景を見た瞬間に疲れが吹っ飛びました。聖ステファノス修道院(Agios Stefanos)からはカランバカの美しい景色、ルサヌ修道院(Roussanou)では岩と修道院のコントラストの不思議さに驚き、ヴァルラアム修道院(Varlaam)では独特の壁画に魅了されました。大メテオロン修道院(Megalo Meteora)は火曜日で休館だったため、翌日に訪れました。ヴァルラアムと大メテオロンの中間部にあるハイキング道は本当におすすめです。ここからは、ヴァルラアム修道院、大メテオロン修道院、ルサヌ修道院、聖ニコラオス修道院が、歩いた人しか見えない角度で見ることができ、本当に壮観でした。閉館間際に訪れた聖ニコラオス・アナパフサス修道院(Agios Nikolas Anapafsas)は、小さな修道院ながら印象に残りました。体力的には少しタフですが、その美しさは言葉に表せないものがあると思います。
ベストシーズン:春〜秋(4月〜10月)、快晴の日がおすすめ
難易度:中級(整備された道だが上り坂あり)
所要時間:約6時間(修道院見学時間含む)
標高: カランバカ(約200m)から修道院群(約400〜600m)
アクセス:アテネから電車でカランバカ(Kalambaka)へ(パレオファルサロス経由)。カランバカの街が起点
装備:トレッキングシューズ、十分な水、軽食、帽子
組み合わせ提案:沢山修道院があるので、2日間に分けて訪れるのもおすすめです。私は1日目に主要な修道院を巡り、2日目に休館だった大メテオロン修道院をゆっくり見学しました。
注意点:各修道院には休館日があるため、事前に確認が必要です(例:大メテオロン修道院は火曜休館、聖ニコラオス・アナパフサス修道院は16時閉館)。
こんな人に:世界遺産の修道院群を自分の足で巡りたい方、歴史的建造物と自然景観の融合に興味がある方。私は今まで見たことのない景色に圧倒され、思いのほか楽しめました。昔は橋がなく、修道士たちはクライマーだったのではないかと思うほど、断崖絶壁に建つ修道院群の立地には驚かされます。神秘的な自然景観と歴史的な文化を探索するには、修道院を歩いて巡るのが最適な方法だと思います。
👉🏻 詳細:アテネからのアクセスと、歩いて巡るメテオラの記録はこちら
🇩🇪 ドイツ (Germany)
世界遺産ライン渓谷・ラインシュタイク (Rheinsteig)
ライン川沿いに点在する古城を眺めながら歩く、ドイツが誇る320kmのロングトレイル。私が歩いたのは、世界遺産ライン渓谷中流上部の中でも最も人気のある区間、リューデスハイム(Rüdesheim am Rhein)からザンクト・ゴアルスハウゼン(Sankt Goarshausen)までの56km(2日間)です。ストラスブールからライン川を眺めるたびに、いつか憧れのライン川クルーズに乗りたいと思っていましたが、このトレイルを知り、歩いた後にクルーズ船で戻るという贅沢なプランを実現しました。山里を歩くトレッキングとは異なり、川沿いの古城や断崖、ぶどう畑が織りなす景色は独特の魅力があります。ただ、快晴の日は想像以上に暑く(30℃近く)、ヘロヘロになりました。ライン川沿いだから涼しいだろうという私の予想は大きな誤算でした。暑い季節に歩く場合は、午前中の早い時間からの出発をお勧めします。
ベストシーズン:春〜秋(4月〜10月)
難易度:中級(整備されたハイキングルート、標高差は穏やか)
所要時間:
・1日目:リューデスハイム → カウプ(34km、約8〜9時間)
・2日目:カウプ → ザンクト・ゴアルスハウゼン(22km、約5〜6時間)
アクセス:
・起点:リューデスハイム - フランクフルト空港から電車約1時間
・終点:ザンクト・ゴアルスハウゼン - ライン川クルーズまたは電車でビンゲン経由フランクフルトへ
装備:トレッキングシューズ、帽子、十分な水(途中の小さな村に店はほとんどない)
組み合わせ提案:帰路はライン川クルーズ(ザンクト・ゴアルスハウゼン → ビンゲン、約3時間、20.2€)を利用するのがおすすめです。私は14:10発の便に乗りましたが、逆光で古城がうまく撮れませんでした。午前中のクルーズなら順光で美しい写真が撮れると思います。途中下船してランチを楽しみ、再乗船することも可能なので、時間に余裕がある方はゆっくりと楽しめます。
注意点:
・青バックに白のライン川マーク🔵⚪️🔵が目印(迷わない)
・カウプやザンクト・ゴアルスハウゼンは小さな町で店が少ない(20:00以降閉店に注意)
・ユースホステルでランチボックス予約可能(途中に店がないため便利)
こんな人に:世界遺産の景色を楽しみながら歩きたい方、古城巡りが好きな方、ハイキングとクルーズを組み合わせた旅をしたい方。私はライン川沿いの古城を見上げながら歩き、帰りはクルーズ船から対岸の古城を眺めるという贅沢を味わえました。リューデスハイムはドイツワインの産地で、Drosselgasse(つぐみ横丁)という可愛らしい路地には小さな店が並び、ストラスブールのRue des Orfèvresを思い出しました。トレッキング前なのでワインは我慢しましたが、帰りにゆっくり楽しむのも良いと思います。ユースホステル発祥の地ドイツで、カウプのユースホステル(Rheinsteig-Jugendherberge Kaub)に泊まったのも良い思い出です(一泊朝食付35.5€)。
👉🏻 詳細:ライン川クルーズと併せて楽しむハイキング情報はこちら
🇦🇹 オーストリア (Austria)
チロル・インスブルックの山歩き
インスブルック市内から簡単にアクセスできる、お手軽絶景ハイキング。私が訪れたのは2015年8月、クライミングW杯の開催地として知られるインスブルックで、残念ながらクライミングパートナーが見つからず、アウトドアクライミングを諦めた時のことです。あまりにも天気が良かったので、宿泊していたホテル「Gasthof Weisses Kreuz Anno 1465」のフロントでお勧めのトレッキングを尋ねると、ハーフェレカールシュピッツェ(Hafelekarspitze, 2,334m)を薦められました。ケーブルカーを乗り継いで山頂駅へ、そこから徒歩わずか15分で頂上に到着。あまりに近すぎて、ハイキングとしては少し物足りませんでしたが、目の前に広がったのは、インスブルック周辺の街が一望できる、まるで別世界のような絶景でした。準備不足で遠くには行けませんでしたが、山頂周辺を数時間うろうろしながら、登山から遠ざかっていた私の中で、再びアルプスをトレッキングしたいという気持ちが芽生えた瞬間でした。
ベストシーズン:夏〜初秋(6月〜9月)
難易度:初級(ケーブルカー利用)
所要時間:山頂駅から頂上まで約15分
標高:ハーフェレカールシュピッツェ(2,334m)
アクセス:インスブルック市内からケーブルカー(Nordkettenbahnen)で山頂駅へ。ロープウェイ乗り場は、2020年東京オリンピックの新国立競技場当初案をデザインしたザハ・ハディド氏による未来的なデザインの駅舎
装備:軽登山靴またはトレッキングシューズ、防寒着
お得情報:Innsbruck Card(24h-39€・48h-48€・72h-55€、2018年4月時点)を購入すると、市内の乗り物・博物館の入園料が全てフリー。ハーフェレカールシュピッツェに行くなら購入した方がお得
組み合わせ提案:山頂周辺にはヴィア・フェラータルートやクライミングルートもあります。加えて、長いトレッキングもあるので、インスブルック観光案内サイト(Innsbruck Info)で事前に情報収集し、地図を持参することをおすすめします。
こんな人に:短時間で絶景を楽しみたい方、インスブルック滞在中に気軽に山に登りたい方、家族連れ。私のように準備不足でも楽しめる手軽さが魅力です。クライミングができなくて落ち込んでいた私を、この絶景が癒してくれました。
👉🏻 詳細:ハーフェレカールシュピッツェ頂上への軽快なハイキングはこちら
🇫🇷 フランス (France)
アルザス・ワイン街道の散策
ヴォージュ山脈の裾野に広がる葡萄畑を眺めながら、アルザスで最も美しい3つの村を結ぶ散策路。私が歩いたのは、リボヴィレ(Ribeauvillé)からウナヴィール(Hunawihr)を経由してリクヴィル(Riquewihr)までの約4.8km、片道1時間ほどのコースです。一度は歩いてみたいと思っていたアルザス・ワイン街道を、天気の良い日に実現しました。思っていたよりも道は平坦で歩きやすく、ガッツリ歩きたいハイカーには物足りないかもしれませんが、のんびりと葡萄畑や遠くに見える黒い森(シュヴァルツヴァルト、Schwarzwald)を眺めながらの散策は最高でした。振り返ると、リボヴィレを守る3つの城塞(聖ウルリヒ城塞、ギルスベルク城塞、古い城塞)が山の中腹に見え、まさにアルザスらしい絵になる光景です。普段履きのスニーカーで快適に歩ける、初心者にもおすすめのルートだと思います。
ベストシーズン:春〜秋(4月〜10月)、特に葡萄の収穫期(9月〜10月)
難易度:初級(平坦で舗装された道)
所要時間:片道約1時間(リボヴィレ → リクヴィル)
距離:約4.8km
アクセス:起点のリボヴィレへは、セレスタからTERバス(約26分)、またはコルマールからバス68R016/68R017でアクセスできます。おすすめは、ストラスブールから電車でセレスタへ、そこからTERバスでリボヴィレへ向かい、散策後はリクヴィルからバス68R016でコルマールへ、コルマールから電車でストラスブールに戻るルートです。
組み合わせ提案:時間に余裕がある方は、Kut'zig open-top bus を利用して、コルマール周辺の複数の村(リボヴィレ、ウナヴィール、リクヴィル、カイゼルスベルグ、エギスハイムなど)を巡ることもできます。このバスは1日券で自由に乗り降りできるため、複数の村をゆっくり楽しみたい方におすすめです。
装備:スニーカーでOK、帽子、日焼け止め(日陰がほとんどない)
注意点:唯一の注意点は陽射しが強いこと。日陰がほとんどないため、帽子や日焼け止めを忘れずに。Rue du Vignoble通りは自転車や車も通るため、歩行者は十分注意が必要です。実質的な出発地点となる、リボヴィレの Rue des Boulangers 通りが少しわかりにくいですが、川を渡り、山の方に向かって進み、ラウンドアバウトを左に行くと Rue du Vignoble 通りに到着できます。
こんな人に:アルザスの可愛らしい村を訪れたい方、ワイン畑の風景を楽しみたい方、気軽に散策したい方。リボヴィレは色鮮やかな木組みの家々が建ち並び、まるで絵本から飛び出したような村。ウナヴィールはアルザス地方のポスターによく登場する美しい村。そして「葡萄畑の真珠」と呼ばれるリクヴィルは、メインストリートが歩行者専用で散策しやすく、個人的にはリボヴィレよりもおすすめです。地元の方々の温かい挨拶にも出会い、心温まる散策となりました。次回は城塞にも登ってみたいと思います。
👉🏻 詳細:リボヴィレからリクヴィルまで、美食と景色の楽しみはこちら
旅の計画を立てている方へ
掲載しているルートの状況やアクセス情報は、私が実際に歩いた当時の備忘録に基づいています。ヨーロッパのトレイルは天候や時期によって状況が大きく変わるため、出発前には必ず現地の観光案内所や公式サイトで最新の情報をご確認ください。
私の歩いた記録が、あなたの次なる旅のインスピレーションになれば幸いです。
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トレッキング以外にも、各地での「クライミング体験記」を公開しています。 また、私の生活の拠点でもあるアルザスの「クリスマスマーケット」の記録もぜひ覗いてみてください。この地方が一年で最も温かな光に包まれる季節の記憶を綴っています。
Bon voyage !(良い旅を!)
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