フランスのレストランなどでよく見かけるビールは、やはり「1664」ではないでしょうか。歴史あるこのビールは、1664年にジェローム・ハット(Jérôme IV Hatt)がストラスブールに設立したブラッスリー・ル・キャノン 「Brasserie « Le Canon » 」が始まりです。その後、醸造所はクローネンブール地区 (Kronenbourg) に移転し、その地名を冠した「クローネンブルグ社」へと発展しました。そのクローネンブルグ社で誕生したビールが「1664」です。
「1664」はピルスナータイプのビールで、その魅力は何と言ってもその爽やかさと飲みやすさです。苦味は控えめで、爽快な喉越しとほのかな甘みが特徴です。特に夏の暑い日、テラスでの一杯は至福のひとときです。また食事にも合わせやすい万能なビールと言えます。
フランスでは、缶ビールよりも瓶ビールの方が人気です。「1664」も瓶ビールで飲むと、より深い味わいと香りが楽しめます。グラスに注いだ瞬間、黄金色に輝くビールが、華やかな香りを辺りに広げます。一口飲めば、麦芽の旨味が口いっぱいに広がり、心地よい余韻を残すでしょう。
フランスのビール「1664」は、その歴史と伝統、そして独特の味わいで、まだ試したことがない方にもぜひ一度味わっていただきたい一品です。その爽やかな飲み口とともに、フランスのビール文化を感じてみてください。
クローネンブルグ 缶ビール 1664 Édition Limitée 2024
このデザインは醸造所の 360 年を祝い、フランスの起源を強調するために、ブランドの象徴的な色である青、白、赤で飾られています。
フランス語で「Bière」はこんな感じで発音します。「ビエール」
フランスでビールを注文する際のポイント:
ビールの種類とグラスの種類 (サイズ) で注文します:
Pinte (パント):500ml のグラス。
Demi (ドゥミ):250ml のグラス。
Pinte の代わりに「Grande」、Demi の代わりに「Petite」でも問題ないと思う。その他にも、サイズ (量)、「50」あるいは「25」でも、注文もできます。
ビールの色
bière blonde (ブロンド/金色)
bière ambrée (琥珀色)
bière brune (黒/茶色)
bière blanche (白ビール)
ところで、「1664」を注文するときは "seize cent soixante-quatre" (16-100-64) になります。
でも、大抵のお店では seize (16) といえば、その時点で、"はい、わかりました" みたいになると思います。
実は、ストラスブール近郊に住んでいるクライミング仲間の家に遊びに行くと、「1664」よりも「Originale」という下位ブランドを好む人が多いことを知りました。これはアルザス地方特有の飲み方で、「PICON」というオレンジリキュールをビールに加えて飲む習慣が関係しているようです。この組み合わせは、ビールの新しい楽しみ方を提供してくれます。
レストランで人気のビアカクテル:
パナシェ ( panaché ):
ソーダ水とビールを半分ずつで割ったもの
モナコ ( Monaco ):
ビールに少量のソーダ水とグルナディンシロップを加えたもの
デュミペッシュ ( demi pêche ):
ビールにピーチシロップを加えたもの
✍🏻 レモネード 🆚 シトロナード
フランスでレモネードといえばソーダ水 (サイダー) そのもので、日本で言うところのレモネードはシトロナード。なかなか複雑です 😅
Amazom.co.jp や楽天でも、クローネンブルグ 1664 が買えるんですね 😮
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楽天市場 (Rakuten)
✍🏻 フランス🇫🇷アルザスの独立系醸造所メテオール!
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