岩場でよく使われているクライミング用語の覚書。フランスでもよく知られた人気のクライミングエリアは国際色も強く、英語を話せるクライマーさんも多いですが、ローカルなクライミングエリアでは、フランス語が分かれば、道具の貸し借りや登る時に便利です。
クライミング道具
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・もちろんルートによりますが、クイックドローは14本あれば、まぁ、ほとんどのルートは事足りると思います。 使用ロープは80mが理想です。
・ クライミング ビレイデバイスのうち、例えば BlackDiamond (ATC) のようなタイプは、チューブ (Tube)と呼ばれています
・Petzl Grigri はグリグリ
フリークライミングをする時に使うフランス語
・「リード」で登るのかそれとも「トップロープ」で登るのかを尋ねるときは、「En tête ou Moulinette」、コンペのようなクライミング競技に関して話をするときは、リード 「Difficulté」, ボルダリング 「Bloc」, スピード 「Vitesse」 になります。
・ロープをもう少し出して欲しい時:「Mou! Encore (un peu)」
・ロープをもう少しタイトにしてもらいたい時:「Sec! Encore (un peu)」
・とにかく急いでロープをタイトにしてっもらいたい時:「Sec! Sec! Sec!」
・登り始める時:「C'est parti」
・ルートの途中からリスタート (restart) する時:「J'y vais」
Vache は終了点などで自己確保した時に使います。Relais Vache は、基本的には、自己確保をしたことと懸垂下降 (Rappel. Descente en rappel) をする意思を意味するけれど (ビレイ解除) ⚠️ 人によっては単に自己確保をしたことだけを伝えている人もいるので要注意。われわれの多くはまず、セルフビレイを取った意味で「Vache」、次にビレイ解除の意味で、「Moulinette」あるいは「Rappel」と言っています。
Vacheとは、一般的には、(雌牛) と言う意味です。牛が鼻輪を介して木や壁に繋がれているイメージから、クライミングでは自己確保ができたときに使われているようです。もう1つの説は、戦争が頻繁に行われていた時期に、牛の群れに隠れれば (安全) であったことから、 (安全) と言う状況を伝えるために (Vache) という単語を使うらしいです。
Oh la vache! (あらまあ!⚠️ 驚いたときに使う)
ルートを掃除してください:「Nettoyez les prises, (s'il vous plaît)」
トップロープクライミングも残置のカラビナ等を使って降りる時 (ロワーダウン) も:「moulinette」
クライミングウォールの状態・状況
Les ancrages (支点)
Broche (ケミカルアンカー。リング状ボルト(RCCボルトとは別物です)。私がホームにしている北ヴォージュ山脈のクライミングエリアの多くはケミカルアンカーです)
Goujon (拡張ボルト)
plaquette (ボルトにつけるハンガー)
Attention ! (気をつけて!)
Caillou! (岩や石が落ちてくるイメージ 🇺🇸Stone!)
Exposé (危険な 🇺🇸dangerous)
クライミング テクニック用語:手編
クライミング テクニック用語:足編
Pour atteindre cette prise plus haute, tu dois monter ton pied davantage.
もっと高いホールドを取ろうとするなら、足をもっと上に上げないと。
Tu n'as qu'à monter ton pied gauche un peu plus pour trouver ton équilibre.
左足を少し上げれば、バランスが取れるよ。équilibre (エキリブル): バランス
Adhérence (スメアリング)
クライミング用語を調べると、足のスメアリングは「adherence de pied」で、手のスメアリングは「adherence de mains」となっているけれど、普通「adherence 」は足のスメアリングの時に使い、手のスメアリングは「Plat (パーミング 🇺🇸 palming)」を使っていると思う。
ヒールフックは「talon」が一般的。クライミング用語的には「Crochetage de talon」
クライミングの成果
登れた (完登) かどうか尋ねたいときは:「🇫🇷 Enchaîner ?」「🇺🇸 Chain? 」
C'est nickel ! 「完璧だぁ!、申し分ない!」
La machine!「君はすごい!」
ルートを登ったあとで、「このルートは素晴らしいね」と言いたい時:「cette très belle voie」「cette jolie voie」
お買い得なルートを登れたときは 😆
Il n'est pas le plus dur qui existe. (このルートはお買い得)
Mais je m'en fiche ! (でも私は気にしない!)
登れなかった時:Cette belle journée même si cette voie n'est pas validé.
同じルートを登りたい時には:「C'est pareil (同じこと)」
I will try! : Je vais essayer!
le changement de pied (de main)
le croisé des mains (des pieds)
クライマーがトライしている時の応援の掛け声:Allez ! (ガンバ (Ganba) 🇺🇸 Come on !)
J'ai tout le matos et je suis expérimenté:初めて会う人に「クライミング道具は一式持っています。経験も豊富です。」と伝えたいとき。
Je vous fais confiance:例えば、難しいムーブをトライする前に "Je vous fais confiance, assurez-moi bien !" (信頼しています。しっかりビレイしてください!) と言うことがあります。
(クライミング友が) くしゃみをした時:
A tes souhaits!
A vos souhaits!
たまに遭遇することのある🙄
des sangliers (イノシシ 🇺🇸 wild boars)
フランスのクライミングジムでのやりとり
靴のサイズ編:
Quelle pointure faites-vous ? (何サイズですか?)
Je fais du ◯◯。(◯◯サイズです)
Je peux les essayer ? (それを試してもいいですか?)
クライミングジムで受付が終わったあとに掛けられる言葉:
Bonne Séance! : Good Session!
Bonne grimpe !
Profitez bien !
Bon Courage!
Bonne Chance! (Good Luck) :
「上手くいくといいね!」
「せいぜい頑張ってね」皮肉の意味で使われることもある。
「どのルートを試すの (登るの)?」
"Quelle voie tu vas essayer ?"
"Quelle voie tu comptes essayer ?"
例えば、クライミング仲間が新しいエリアに行くことが決まっていて、登るルートもある程度決まっているなら:
✅ "Quelle voie tu vas essayer ?"(どのルートを登る予定?)
でも、まだ試すルートを決めていなさそうなときに、「どれを試そうと思ってる?」 という意図で聞くなら:
✅ "Quelle voie tu comptes essayer ?"(どのルートを試すつもり?
フランス語番外編:
挨拶で使われる「Tranquille」:
「元気?」のように使う場合 「Ça va ?(元気?)」に近いニュアンスで使われます。
A: Salut, ça va ? (やあ、元気?)
B: Tranquille, et toi ? (まあまあだよ、君は?)
A: Quoi de neuf ? (最近どう?)
B: Tranquille.
(特に変わりないよ。)
フランスでは何歳になっても誕生日会を開きます。基本的には友達を自分の誕生日会に招待するシステムです。フランスのクライミングジムにはちょっとしたカフェテリアが併設されていることが多いので、クライミングジムでアペリティフが行われることも多いです。その時に使える表現:J'apporte des petites choses à grignoter pour un apero demain si vous venez à la séance.
être gonflé à bloc:
gonfler/gonflé を辞書で意味を調べると
「…を膨らませる」.
「…(の胸)をいっぱいにする,満たす」
になりますが、
être gonflé à bloc は To be full of energy or enthusiasm: It is used to describe someone who is feeling very energetic, motivated, and excited. For example, you might say "Je suis gonflé à bloc pour mon marathon de demain!" (I'm pumped up for my marathon tomorrow!)
Avoir le seum:
「イライラする」「腹が立つ」「むかつく」
主に、悔しい思いをしたときや、納得のいかない結果が出たときに使われます (フラストレーション、怒り、失望感)。
J’ai le seum, Je n’ai pas enchaîné cette très belle voie.
✍🏻 こんなところで登っています 👉🏻 フランス 🇫🇷 ストラスブール近郊ヴォージュ山脈⛰
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