「2022年」フランスアルザス地方 🇫🇷 ストラスブールで第 452 回目のクリスマスマーケット雪の結晶『 Le Flocon 』が開催 🤶🏻🎅🏻🎄 隠れテーマは節電ノエル (Noël) 💡

例年にない寒さで、日差しのほとんどない曇り空の日々が続いていますが、2022年11月25日、待ちに待ったストラスブールのクリスマスマーケット(Le Marché de Noël de Strasbourg 2022)が開幕し、ストラスブール旧市街は一気に華やかな雰囲気に包まれました。


ストラスブールのクリスマスマーケットは、なんと1750年から続く歴史を持ち、フランス最古のクリスマスマーケットであり、ヨーロッパでも最も人気のあるマーケットのひとつです。今年のマーケットには314のシャレーが出展され、250万人の来場者が予想されています。 

例年通り、クリスマスマーケットの幕開けを飾る金曜日の夜、クレベール広場(Place Kléber)ではゲストを迎えて壮大なクリスマスイルミネーションの点灯式が行われました。


毎回、参加者全員で盛大にカウントダウンをし、その後にイルミネーションが輝き始めますが、2022年は、バックステージ側に居た為なのか、ほとんどゲストや司会者の声は聞こえませんでした 😬 そしていきなりイルミネーションが一気に始まりました。


そんな予期せぬオープニングに、周囲の人々も一様に驚き、慌ててカメラ(携帯)のシャッターを切っていました 🤣 そんな思いがけない幕開けでしたが参加者全員の心が躍り、クレベール広場は賑わいを見せました 😅

今年のクリスマスマーケットは、点灯式の違いだけでなく、グーテンベルク広場(Place Gutenberg)では、長年にわたってストラスブールのクリスマスマーケット・イルミネーションを監督してきたピエール・バルデさんの追悼セレモニーが行われました。彼についてはよく存じ上げませんが 😅


さらに、今年のマーケットで最も大きな変化は、エネルギー価格の高騰に対する対策です。クリスマスイルミネーションに使われる照明装飾は約20%削減され、クリスマスマーケットとイルミネーションの時間も短縮されました。市役所の目標は、イベント期間中の電力消費を10%削減することだそうです。 


クリスマスマーケットをよく知る地元の人々には、照明装飾の変化が目に留まることでしょう。しかし、初めて足を運ぶ人々にとっては、「本当に照明が削減されたの?」と驚くほどの美しさが広がっています 😆


これからのクリスマスマーケットで、私たちはより環境に配慮したイベントを迎えることができるでしょう。寒さにも負けず、華やかな雰囲気に包まれたストラスブールのクリスマスマーケットは、ぜひ一度は体験してみたい魅力的な場所です。

🎄 Le Grand Sapin de Strasbourg 🎄
2022年のテーマは「雪の結晶 (celui du flocon)」

クレベール広場 (Place Kléber) の飾られたクリスマスツリー2022は、高さは約 27m、重さは約 6t、樹齢は約50年の、巨大なクリスマスツリーです🎄 


毎年5月頃から、クリスマスツリーに関するプロジェクトが始まり、クリスマスマーケットの1ヶ月前にはクレベール広場 (Place Kléber) へ運ばれます。その後、丁寧に枝を整えながら、イルミネーションの飾り付けが行われていきます。


クリスマスマーケットのシンボルとして飾られるクリスマスツリーですが、2013年は傾いていたり、2017年は当初クレベール広場 (Place Kléber) に運ばれてきたクリスマスツリーに不具合が見つかり、予備のツリーに変更されたりと、順調に進まない年もありました。


2022年版のクリスマスツリーは、サンディエ (Saint-Dié) とジェラールメ (Gérardmer) の間にあるヴォージュ県シャンの国立森林公園 (Forêt domaniale de Champ) で伐採され、幸運にも大きなトラブルなくクリスマスマーケットの開催を迎えることができました。


このクレベール広場のクリスマスツリーは、少なくとも17:00から1時間おきに、約5分間、音楽と共に華やかに点滅します。この点滅は予告なく始まるので、クレベール広場に行かれる方は、ぜひタイミングを見計らって、クリスマスツリーの光の演出を楽しんでください 😁


✍🏻 2022年のクリスマスツリーは、例年と比べて裾野が広がり、どっしりとした印象があります。通常、クリスマスツリーはシュッと立っているイメージがありますが、今年は愛らしいずんぐりとした姿が特徴的です。

ストラスブール大聖堂 (Cathédrale Notre-Dame-de-Strasbourg)

ストラスブール大聖堂のバラ窓は、ドイツの建築家エルヴィン・フォン・スタインベック(Erwin von Steinbach)によって造られました。そしてこのバラ窓、18:00以降になるとライトアップされるようです。 


大聖堂全体がライトアップされる様子も壮観ですが、特にバラ窓がライトアップされた後のストラスブール大聖堂は見応えがあります 😉

リスマスシーズンには、ストラスブール大聖堂でキリスト生誕時の聖家族の様子をかたどったクレッシュ (crèch) や 👉🏻 タペストリー (Tapisserie) を鑑賞することができます。


2021年と2020年の大聖堂内の装飾はシンプルでしたが、2022年には正面だけでなく、小さなクリスマスツリーがサイドの柱にも飾られています。クリスマスの魔法を体感するために、ぜひ大聖堂の内への訪問を検討してみてください。

クリスマスツリーに飾るオーナメントはたくさんあり見ていても飽きませんね。でも沢山ありすぎて、選ぶのは大変です 😅

oeuf de cigogne

お土産にオススメは Oeuf de Cigogne. ストラスブールのシンボル、コウノトリの卵をあしらったチョコレートです。 アイデア商品ですよね 😂

クリスマスマーケットっと言えばヴァンショー (Vin chaud)

La Tribu des Gourmets

このお店の名物はアルザス産ワインを使ったヴァンショーです。アルザス産ワインといえば、白ワイン。アルザス地方で生産されるワインの約90%が白ワインです。 


 一般的にヴァンショーといえば、赤ワインを使いますが、このお店では、ヴァン・ショー・ブラン、が楽しめます。ストラスブールに来たからには、一度は、白ワイン・ヴァンショー (ヴァン・ショー・ブラン) を試してみるのも、悪くないと思います 🙄


Chez Mathilde (place Broglie, à côté de l’Opéra)

ヴァンショーも売っているけれど、メインはヴァンショーを作るための香辛料を売っているお店。ヴァンショーを飲んだ後で🍷香辛料を選べばより自分好みのヴァンショーを自宅で作れるのかも 🙄

BRETZEL & Choucroute

シャレー (屋台小屋) にはアルザスならではのローカルフードが並んでいます。ヴァンショーを飲みながら、ローカルフードを食べれば、寒いクリスマスマーケットも耐えられるかも 😂

Christkindelsmärik de Place Broglie

ブログリ広場 (Place Broglie) は、ストラスブールがドイツ領となった際、1871年からクリスマスマーケットが開催されている広場です。


シャレー (屋台小屋) の出店数が 2021年から抑えられているため、例年のような、観光客さんで混み合っている、ごみごみ感は無いけれど、これはこれでいい感じです。

ギャラリー・ラファイエット (Galeries Lafayette)

例年ラファイエットのクリスマスツリーは1本だった様な気がするけれど、2022年は3本あり、よりゴウジャスになりました。2020年以来のラコステ (LACOSTE) が協賛なのかな 🤔 今回のラコステ (LACOSTE) マークは写真に撮りやすいです 😁

エルメス (Hermès)

ある意味ストラスブールのクリスマスマーケット2022で最も話題かもしれない、新店舗になったエルメス (Hermès) のデコレーショ。エルメス・オレンジ (Hermès Orange) 色のアドベントカレンダーにもセンスが感じられます。

バカラ (Baccarat) のシャンデリア:Rue des Hallebardes 

ストラスブールのクリスマスイルミネーションの中ではあまり知名度は低いかもしれませんが、ゴージャスなバカラのシャンデリア (Les lustres de Baccarat) が アールバルド通り (Rue des Hallebardes) 通りに展示されています。


この展示は 2001年から始まったようですが、2016年はこのシャンデリアがパリのクリスマスマーケットに出展された影響で飾られなかったり、2021年もなぜか展示されていませんでした。


でも 2022年は復活していました。とてもゴージャスなバカラのシャンデリアだけど、なかなか写真をうまく撮れないんだよね 😅

人気パティスリー2022🎅🏻🤶🏻🎄

クリスチャン (Christian)

住所:12, rue de l’Outre, 67000 STRASBOURG 

例年凝ったデコレーションだけれど、2022年のクリスチャンはゴージャスな感じかする。


ネゲル (NAEGEL) 

住所:9, rue des Orfèvres 67000 STRASBOURG

人気パティスリーのネゲルだけど、2022年のデコレーションは昨年と同じ様な気がするけれど。“サステナブル” ということなのかも🤔

ストラスブールの人気パン屋さん (boulangerie) 2022 🎅🏻🤶🏻🎄
L'atelier 116

住所:116 Grand'Rue, 67000 Strasbourg

2016年にできたお店ですが、いつも混み合っていて大人気のお店。お昼時間まではサンドイッチ類が豊富で、午後からはケーキが多くあります。


Au Pain de mon Grand-Père

住所:58, rue de la Krutenau

ストラスブールで一番美味しいと言われているパン屋さんです。個人的には、このお店のブリオッシュ (brioche) はとてもおいしいです 😋 友達曰く、カテドラル前店よりも本店の方が美味しいらしい。


Les mains dans la farine

住所:16 rue du 22 Novembre 67000 Strasbourg

2019.12 から les mains dans la farine café が併設され、支店も2店舗できました。お店が新しくなって、バゲット(Baguette) の味が変わったような気がしたんだけれど、どうなのかな 🙄


✅ ストラスブールの人気のパンやさんは 👉🏻 こちらにまとめています。

クリスマスマーケットの期間はいつから 🤔 いつまで 🤔

ストラスブールのクリスマスマーケット2022

開催期間:11月25日(金曜日) ー 12月24日(土曜日)

毎日:11:00am - 20:00pm

⚠️ 11月25日(金曜日):14:00am - 20:00pm、12月24日(土曜日):11:00am - 18:00pm


イルミネーションは毎晩 23:00pm に消灯されます。

モミの木と大聖堂のライトアップは 25:00 までです。

ストラスブールのクリスマスマーケットは、年々地元に重点を置いた開催に舵を切っています。地元に徹するとは、シャレーで販売される商品が、従来の大量生産方式ではなく、地元で生産されたものを取り扱うことを推奨しているという意味です。また、食べ物に関しても、アルザス料理を中心とした地元の料理を提供することを積極的に推進しています。将来的には、より地域の特色が際立つクリスマスマーケットを目指しているようです。 


この取り組みにより、ストラスブールのクリスマスマーケットは地元の職人や生産者にとっての貴重な場となりました。手作りの工芸品や新鮮な地元の食材を楽しむことができるため、訪れる人々にとって一味違った魅力を感じることができるでしょう。


地方の風土や文化を反映したクリスマスマーケットは、観光する者にとっても魅力的なイベントになると間違いなしです。地元の人々と交流しながら、伝統的なクリスマスの雰囲気を味わうことができるでしょう。


ストラスブールのクリスマスマーケットは、より地域色豊かな体験を求める人々にとって、魅力的な目的地となっています。 ぜひ一度、ストラスブールのクリスマスマーケットを訪れて、地元の温かさと美味しさに触れてみてください。地域の伝統とクリスマスの魔法が融合したこの素晴らしいイベントは、きっと心に残る思い出を作ることでしょう。

🎥 ストラスブールのクリスマスマーケット 2023 オープニングセレモニー

✍🏻 Un Noël en Alsace 一覧 🎅🏻🤶🏻🎄

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