カルドレッソ峠 (Forcella Lavaredo) の近くにあり、ドロミテの中でも特に有名な観光地である三つの尖峰、トレ・チメ (Tre Cime di Lavaredo) の近くにある山小屋、アウロンツォ小屋 (Rifugio Auronzo) を知っていますか?
夕陽に照らされるアウロンツォ小屋 (Rifugio Auronzo)
この小屋での宿泊はまさに最高の選択でした。👉🏻 明日待ち受けるであろう絶景のトレ・チーメ (Tre Cime) 北壁は、私の心を鷲づかみにしました。その驚くべき美しさは、言葉では表現しきれない感動を呼び起こしました。この一瞬を忘れることはできないでしょう 😭
トファーナ・ディ・メッツォ:Tofana di Mezzo
では、朝に戻って話を進めましょう!
コルティーナ・ダンペッツォ (Cortina D’ampezzo) での最後の朝を迎えました。昨日は曇り空に覆われましたが、今朝は快晴です ☀️ リフトは営業が終了しているため、静かな山頂が広がっています。
ホテルでゆっくりと朝食を食べ、コルティーナ・ダンペッツォ (Cortina D’ampezzo) を出発!とその前に、コルティーナ・ダンペッツォ (Cortina D’ampezzo) に宿泊する羽目になった、最大のミッションは達成されました!スーパーでパンツを購入でき、一安心 🤣 他の買い物も済ませ、いよいよトレ・チーメ(Tre Cime)に向けて出発です。
この時期はすでに、夏季のドロミテバス (dolomiti bus) の運行が終了しているため、SADバスを利用してトレ・チーメ (Tre Cime) に向かいます。
コルティーナ・ダンペッツォ (Cortina D’ampezzo) からドッビアーコ (Dobbiaco) まで戻り、バスを乗り継いでアウロンツォ小屋 (Rifugio Auronzo) に行く予定です。
荷物をまとめ、朝のバス (10:05 am) で出発しました。ここまでは順調でしたが、バスの乗り継ぎ場所を間違えてしまいました。本来は Lago di Landro Dobbiaco で乗り換えるはずが、誤って Dobbiaco Stazione まで戻ってしまいました 😅
トレ・チメ (Tre Cime di Lavaredo) 行きのバスが来るまで時間があったので、駅に隣接するアルパインガイドの店舗に立ち寄りました。クライミング講習会について尋ねると、「シーズンオフ」とのことでした。どこのガイドも同じ状況のようですね 😞
話は思わぬ方向に進み、私が日本人であることを知ったスタッフさんが、この冬に北海道でスキーツアーに行く予定だと教えてくれました ⛷⛄️ 「なぜ北海道なのかな 🤔❓ドロミテでスキーを楽しめるじゃないか 😆」と突っ込みを入れたことは言うまでもありません。会話が盛り上がり過ぎてバスに乗り遅れるところでした 😅
Rifugio Auronzo (2330m)
お昼過ぎに Rifugio Auronzo (2330m) に着きました。ここで 2泊する予定です。HB (宿泊+晩ご飯+朝御飯) で1泊 50€ でした。この山小屋での滞在は素晴らしい思い出になりました。
何も知らなかったので、2泊ともHBで予約しました。しかし後で考えると、初日はHB、2日目は朝食だけで十分だったかもしれません。食事の量が非常に多いです 😁
自分のベットを確保し、Rifugio Auronzo で落ち着いた後、まだ日が暮れるまで時間がたっぷりあったので、トレ・チーメ (Tre Cime) の魅力的な景色を堪能しに出かけました。
トレ・チーメ (Tre Cime) の周回ハイキングコースの風景は圧巻です。広大な山々と深い谷が交差し、まるで別世界に迷い込んだかのような感覚を味わいます。
トレ・チーメ (Tre Cime) 周辺には数多くのクライミングルートが存在し、クライマーたちがその挑戦を楽しんでいます。岩の尖塔が天空に向かってそびえ立ち、その美しさと迫力に魅了されます。
この周辺にも多くのクライミングルートがあります。右端の小さな岩峰は「Gendarme」、その左隣は「Cima Piccolissima(Southeast Face)」です。そして、Cima Piccolissima の左隣には「Punta Frida(Southeast Face)」と「Cima Piccola(Southeast Face)」があります。どれも素晴らしい景色ですね。
ついに、待ち望んだ瞬間がやってきました。目の前に広がるトレ・チーメ (Tre Cime) の北壁に思わず息を飲みました。
しかしながら、「涙が出るぐらい感動できるかなぁ」と期待していましたが、予想に反してそれほどの感動はありませんでした。何故だろう 🤔❓もしかしたら、クライミングを目的にここに来ていたら感動したのかもしれません。この時はそんな風に思っていましたが、まだ知る由もないのです。明日の朝、トレ・チーメ (Tre Cime) を見て、涙があふれるほどの感動に酔いしれることを 😭
遠くには Rifugio Locatelli が一望できます。もし昨日、トレ・チーメ (Tre Cime) に到着していたら、Rifugio Locatelli にも宿泊する予定でしたが、今回はあきらめました。パンツをパッキングすることを忘れたことが悔やまれます 😅
トレ・チーメ (Tre Cime) の北壁から Rifugio Locatelli まで広がる景色は、ただただ素晴らしいです。山歩きがあまり得意でない人でも、比較的簡単に歩けるでしょう。
ただひとつ残念なのは、歩いた時間帯は日差しがトレ・チーメ (Tre Cime) の北壁の後ろ側にあり、逆光のため、思うように美しい写真を撮ることが出来ませんでした。しかし、それは実際に足を運び、目の前に広がる壮大な風景を心に焼き付けるための理由でもあります 😂
私の個人的なおすすめは、Rifugio Locatelli が見える場所まで辿り着いたら、整備された広い道ではなく、トレ・チーメ (Tre Cime) により近いルート (Climbers' pathとは異なる道) を選ぶことです。その方が、より本物のトレ・チーメ (Tre Cime) の魅力に触れることができるでしょう。魂が躍動し、自然の神秘に魅了されること間違いありません。でも問題になってくることは、トレ・チーメ (Tre Cime) があまりに間近過ぎて、写真に収まりきらないことも考えられすね 😅
感動の薄かったトレ・チーメ (Tre Cime) 周回ハイキングでしたが、次の日に見たトレ・チーメ (Tre Cime) 北壁は、その美しさに圧倒され、言葉を失うほどでした。続く。
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