中世の建築とワインの産地が織り成すフランス 🇫🇷 北東部の宝石、夏と冬で異なる魅力を持つ、美しい街コルマール (Colmar) を訪ねる 🍇🤶🏻🎅🏻🎄

フランス北東部に位置するコルマール (Colmar)は、中世からルネッサンス時代にかけて栄えた商業都市であり、15世紀から16世紀にかけては「黄金時代」を迎えました。特にこの時代はワイン造りのおかげで、コルマールは栄華を極めました。

このため、街には多くの見事な建築物や豪華な住居が建てられ、今でも多くの美術品や芸術作品が残っています。 旧市街は、美しい建築物や花々が飾られた運河があり、まるで博物館のような雰囲気を漂わせています。ハウルの動く城の舞台にもなった、コロンバージュで作られたカラフルな可愛い家や石畳が魅力的です。 


またあまり知られてはいませんが、コルマールは、ニューヨークにある自由の女神の作者、フレデリク・バルトルディが生まれた場所でもあり、旧市街からは少し離れていますが、ロータリー (45 Rte de Strasbourg, 68000 Colmar) に記念の銅像が建てられています。

アルザス・ワインは世界的に有名で、コルマール周辺のワイナリーでは素晴らしいワインを味わうことができます。


このページでは、ストラスブールからのアクセス方法、コルマールのプティット・ヴニーズ、クリスマスシーズンの魅力について紹介します。

ストラスブールからコルマール (Colmar) への行き方:電車

コルマールへは、ストラスブールから電車 (TER) で 30分 ぐらいで行くことができます。時間帯にもよりますが、1時間に1本ぐらいの間隔で電車 (TER) があります。


電車 (TER) の切符の買い方:

週末に電車 (TER) でストラスブールからコルマールに行く時は、週末割引切符の利用がお得な場合があります。


Alsa+24heures ou Groupe journée 

1️⃣ 1日(24時間)乗車券:購入時に選択したエリアで、全ての公共ネットワークに適用

2️⃣ グループ乗車券:2〜5人グループで、土曜日・日曜日・祝日に使える切符 (1日乗り放題券)購入時に選択したエリアで、全ての公共ネットワークに適用


初めてこの切符を利用するときは、エリアの選択 (適応範囲) が分かりにくかったりするので注意が必要です。


自動券売機でも購入できますが、カウンターに並んで、状況を説明すれば (人数と日程) 切符売り場の人が 👱🏻‍♀️👱🏻‍♂️ お得な切符、週末割引券とかグループ割引券、を教えてくれたりします。カウンターで切符を買う時の注意点は、待ち時間ですね。夏休みやクリスマスシーズンはものすごく待たされる場合があるので注意が必要です。 


✍🏻 フランスの地方の駅を結ぶ快速・普通列車TER (Grand-Estの場合) の切符を自動券売機で購入する方法は 👉🏻 こちらに 、SNCF app (フランス国有鉄道アプリ) を使って切符を購入する方法に関しては 👉🏻 こちらに まとめています。

ストラスブールからコルマール (Colmar) への行き方:バス

ストラスブールからコルマール (Colmar) に行く場合電車が便利ですが、長距離バスを利用することも可能です。FLiXBUS や Blabla Bus は SNCF app (SNCF Connect) からも検索・チケットの購入ができます (2024年7月)。例えば深夜に移動したい場合は便利かもしれませんが、個人的には電車の方が便利だと思います。その他相乗りサービスの BlaBlaCar もSNCF app (SNCF Connect) から利用できるようです。

コルマール駅から旧市街へは、バスも選択肢の一つですが、歩いて15分ほどで簡単にアクセスできます🚶🏼‍♀️🚶🏼‍♂️ 途中には、美しいシャン・ド マルス公園 (Parc du Champ de Mars) があり、時間が許す限りぶらぶら散歩するのもおすすめです。その道中には、かわいらしいカフェやレストラン、地元の特産品を扱うお店などもあり、コルマールの雰囲気を存分に楽しむことができます。

プティット•ヴニーズ (Petite Venise)

プティット・ヴニーズ (Petite Venise)は、コルマールの中でも最もお気に入りの観光スポットの一つです。ストラスブールのプティット・フランス (Petite France)よりも規模が小さく、こじんまりとした雰囲気がありますが、その分可愛さが濃縮されており、とても魅力的です。


暑い日には、運河巡りをしている人たちが心地よさそうに見えます。小さな舟に5〜6人が乗って廻っているようです。船頭さんたちのほとんどはフランス語で説明していますが、たまに英語で説明している船頭さんもいます。


また、プティット・ヴニーズ周辺には多くのレストランやカフェがあり、美味しい食事やドリンクを楽しむことができます。このように、プティット・ヴニーズは、美しい景色と美食を楽しめるコルマールならではのスポットです。

Ancienne Douane (旧税関)

アルザス地方で最も美しい建物の一つである旧税関は、夏休み期間中にはアルザスワインフェスティバルをはじめとする数多くの催しで賑わいます。


こちらで味わえるアルザス地方のワインは90%以上が白ワインで、単一の葡萄品種で作られる「モノセパージュ ワイン」が主流です。コルマールはアルザスワイン街道の中心に位置するため、ワイン愛好家にとっては、白ワイン天国とも言える場所です。量は少ないですが、赤ワイン Pinot Noir もあります。アルザス地方の Pinot Noir は爽やかな味わいです。


夏のアルザス地方は湿度が低く爽やかなため、冷たい白ワインが最高に美味しい季節です。旧税関でテイスティングを楽しんだ後は、周辺を散策してみるのもオススメです。


✍🏻 夏にコルマール (Colmar) の街を散策した時の様子は 👉🏻 こちらに まとめています☺️

コルマール (Colmar) のクリスマス 🤶🏻🎅🏻🎄

フランスのクリスマスマーケットといえば、ストラスブールが代表的ですが、アルザスの小さな街コルマール (Colmar)、リボヴィレ (Ribeauvillé)、リクヴィル (Riquewihr) も人気スポットです。


コルマールのクリスマスマーケットは、例年、最も訪れたいクリスマスマーケットの1つとして取り上げられる人気のクリスマスマーケットで、毎年100万人以上が訪れます。180以上のシャーレ (出店) が並び、ほとんどがアルザス地方からの出店です。 美しいイルミネーションやクリスマスデコレーションに飾られた小道や広場が、訪れる人々を魅了します。

絵本の中から抜け出したかのような旧市街は、クリスマスの暖かな雰囲気が漂う特別な場所になっています。建物の自然な色合いを保つため、照明は落ち着いた電球が使われ、夜の散策をさらにロマンティックに彩ってくれます。


ドミニコ広場 (Place des Dominicains) やプティット・ベニス (Petite Venise) の雰囲気は必見です。アルザス地方らしい木骨組のホテル Hostellerie Le Maréchal のクリスマスデコレーションも見事でした。また、ジブリファンにはたまらない場所として、プフィスタの家 (Maison Pfister) も外せませんね。

プフィスタの家 (Maison Pfister) 

「ハウルの動く城」のモデルになったとされる、1537年に建てられたプフィスタの家は、コルマールの美しい建築物の一つです。この家は、ルネサンス様式の典型的な建築物で、多くの細かい彫刻が施されています。 クリスマスシーズンでも、この家のデコレーションは控えめですが、美しい彫刻が美しく輝き、来場者を魅了します。

サンマルタン教会 (St Martin's Church)

プフィスタの家や旧衛兵所に近い場所にある大きな教会、サンマルタン教会。ストラスブール大聖堂と比べると小さな教会ではありますが、歴史を感じさせる趣のある教会です。


赤茶色の建物が印象的で、この色はヴォージュ山脈の赤砂岩からできているためです。教会のステンドグラスもとても美しく、光が差し込むと幻想的な雰囲気が漂います。

コルマールの街のクリスマスデコレーションやイルミネーションは、規模が小さいながらも、素晴らしく鮮やかで美しいです。街を歩くだけでもクリスマス気分が高まります。 多くの人がクリスマスシーズンに訪れたい街に選ぶのも納得の理由です。


さらに、アルザス地方の伝統的な食べ物や飲み物がたくさんあり、フレッシュなプレッツェルやシュークルート、暖かいグリューワインを楽しむことができます。 コルマールのクリスマスマーケットは、クリスマスシーズンを迎えるための最高の場所です!


✍🏻 コルマール (Colmar) のクリスマスマーケットの様子は 👉🏻 こちらに まとめています🎅🏻🤶🏻🎄

✍🏻 コルマールのパン屋さん
Boulangerie Imhoff 

5 Rue Fleischhauer, 68000 Colmar

サン マルタン教会 (Collégiale Saint-Martin de Colmar)から歩いて16分ほどで行ける、boulangerie Imhoff のサンドイッチは「フランスパン・ペストリー全国連盟 (CNBPF)」が主催する「サンドイッチコンクール (2024年)」で最優秀賞を獲得しています。


コルマール (Colmar) 7days 天気予報:

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