ドイツ南西部🇩🇪シュバルツバルト (黒い森) にあるクライミングエリア (Der Battert) まで来て、ガチでヘッデンをつけて登る日が来るとは 🤣

Je n'aurais jamais pensé voir le jour où je devrais porter une lampe frontale pour grimper à Der Battert en Forêt-Noire, dans le sud-ouest de l'Allemagne.


2020年冬時間が始まりました。夏時間から1時間遅くなるので、この時期の日の出が 7:00am頃、日の入りが 17:00pm頃 になります。夜があっという間に暗くなる感じです。


一方で、先週ぐらいから最高気温が16℃を超える日が増え、雨が降る日が多いですが、比較的過ごしやすい日が続いています。


冬時間が始まったこの日曜日も最高気温が18℃、晴れ時々曇り予報でした。

最近よく外岩クレイミングに行く And 君から、ドイツに住んでいるお友達とシュバルツバルト (黒い森) にあるクライミングエリア (Der Battert) に行くとのお誘いがあり、3年4ヶ月ぶりに Der Battert で登ってきました。


Der Battert で登るのは、クライミングジムの外岩講習会(2017.06.25)で来た時以来、今回で2回目です。

Der Battert は、温泉で ♨️ 有名なドイツ南西部🇩🇪バーデンバーデン (Baden-Baden) の近郊、バタートフェルゼン・バイム・シュロス・ホーエンバーデン (Battertfelsen beim Schloß Hohenbaden) 自然保護公園内にあります。


天気が良かった影響なのか、Der Battert は物凄い人で混んでいました。特に易しいルートは、どこも順番待ち状態でした。まぁ、この日はいつも行くフランス🇫🇷アルザスのクライミングエリアも多くの人で賑わっていたようですが。

Der Battert は、シュヴァルツヴァルト (黒い森) 🌲の中に岩峰がニョキニョキある感じのエリアです。


岩峰を挟んんで、北側と南側に整備された歩きやすいハイキング路があり、このハイキング路を周回しているたくさんのハイカーさんも、短い秋を楽しんでいるようでした。


Der Battert の紅葉は、ヴォージュ山脈のクライミングエリアよりも、赤い葉っぱの広葉樹が多い感じがして、綺麗ですね。

クライミングトポによりますと、Der Battert は 25 のセクター (岩峰) から構成されています。


どのエリアも、ほぼ垂壁、スポーツルートとトラッドルートが混在している、初心者から中級者向けエリアのようです。


当然のことながら、あまり土地勘が無い我々は、トポを見ながら、クライミングエリアを右往左往 😆

Hohe Wand

Siebenschläfer (UIAA:Ⅶ) mOS

UIAA グレードに慣れてなくて、フレンチグレードで (6a/6a+) ぐらいかと思って登ったけれど、難しく感じた。登った後で感想を求められたので、フレンチグレードで (6b/6b+) ぐらいかな?というと、グレーディング通りとの返事 😅 小さなハング越えだけど、なかなか楽しめるルートだと思いました。

Nicht Wirklich (UIAA:Ⅵ+) FL

フレンチグレードで (6a) ぐらいかな?ホールドはしっかりとあるので、難しくは無いと思う。核心部は、右側にあるカチに気がつくことができるかどうかだと思う。

慣れないクライミングエリアで、多くの人で賑わっていたこともあり、ほとんど登ってないけれど、時間だけは過ぎて 16:00pm. 


初めて来るクライミングエリアって、勝手もわからないし、ましてやドイツのクライミングエリアではほとんど登ったことがないので、別に不満もなく、写真を撮ったり、他のクライマーさんが登っているルートを見ながらダラダラと過ごす。


とそんな時に、フランス🇫🇷アルザスのクライミングエリアで何度かお会いしている、ご年配のクライマーさんと再開 👨🏻‍🦳👵🏻🇫🇷 覚えていますか?と尋ねたら、覚えているよとの返事 😁 世間は狭いです。


Hohe Wand エリアで魅力的なルートはなかったので、もう終わっても良かったけれど、And 君のお友達 (ドイツ在住) からプッシュがあり、って言うのか、彼がトライしたいルートがあり、別のエリアに移動。でも、これがある意味失敗でした 🤣

なんと And 君のお友達が登りたかったルートは、初めて来た時に TR でトライしたルートでした。前回来た時は、Ostwand (VIII+) - Wolpertinger (VIII) を繋ぐルートとして登りましたが、今回はオリジナルルートを初めてリードでトライ。


Bismarckmassiv

Ostwand (VIII+) m.lead-TO

テクニカルに難しいところは、2ボルト目と3ボルト目なんだけれど、問題はボルトが前半に5つしかなく、後半 (15m) はカムなどを噛ませながら登らなければいけない点ですね。これぞまさにドイツでの外岩クライミングスタイルです。このボルトがないゾーンの体感は、フレンチグレードで (6b/6b+) かな?でもなんとかトップアウト。


そして問題はこの後に起きました 😲


なんと And 君のお友達が途中敗退。彼は何度かこのルートをトライしたことがあるようなことを言っていたので、これにはびっくり 😲


おいおい勘弁してくれよ 😅 誰がクイックドローとカムを回収するの❓


ほんと初めての人と登るときは注意が必要ですね 😆


ボルトが後半も打ってあるルートなら、もう一度トライしても良かったけれど、自分が刺したカムを信頼しながら、ヘッドランプを着けて、このルートを登る気にはなれず断念。そうなんです。もう日の入りの時刻を過ぎ、辺りは薄暗くなっていました。


パートナー君はなんどかこのエリアに来たことがあるので、クイックドローを回収するアイデアがあるのかな❓と思っていたけれど、此れと言ってなし 🤣


真っ暗な中、ヘッデンを付けてボルトのないクラックを登ることを検討していたのでびっくり。


前回登りにきた経験から、反対側にある、右側のフェイスから易しいルート (Bismarckgrat UIAA Ⅲ+) を登れば、終了点が同じなので、クイックドローとカムが回収できることを、パートナー君に説明し、説得。


クライミングジムの外岩講習会で、ここに来て、エリア全体を把握しておいて、助かりました 😆


でも説得するまでに時間を費やし、辺りは真っ暗に 😆 

Bismarckgrat (UIAA Ⅲ+) フォロー

あたりが真っ暗になった 18:00pm 過ぎにヘッデンを着けて登坂開始。まぁ、基本ガバなので、慌てなければ問題なし。問題があるとすればルートファインディングですね。終了点に着いてバーデンバーデン (Baden-Baden) の夜景を見ながら思い出したのは、伊豆・城山インナーウォールから見た大仁町の夜景ですね 🤣 予定通り懸垂下降をしながら自分でかけたクリックドローとカムを回収でき、クライミングは終了。


慌ただしく荷物をまとめて、ストラスブールには門限時間 (Couvre Feu 21h) ギリギに戻ってくることができました。色々とありましたが、楽しいクライミングでした。


活動内容:And・Pat・Hol・Rub + 👱🏻👱🏻‍♀️、Siebenschläfer (UIAA:Ⅶ) mOS・Nicht Wirklich (UIAA:Ⅵ+) FL


追記:この時期、ドイツではフランス🇫🇷グラン・テスト地域圏 (ストラスブールを含む) を新型コロナウイルス (COVID19) リスク地域として指定していて、グラン・テスト地域圏からドイツへ入国する場合は一定の制約が課せられています。しかしながら、国境自治体の決定により、24時間以内の一時的な入国に関しては PCR 検査が免除されて、自由に行き来をすることができます。春先のロックダウン (厳しい外出制限) とは異なり、国境はまだ開かれたままです。なので、フランス🇫🇷アルザスのクライミングエリアも、今まで通り、多くのドイツ語圏クライマーさんで賑わっています。

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