スポルティバ (LA SPORTIVA) のクライミングシューズ、セオリー (THEORY)、スクワマ (SKWAMA VCR) とテスタロッサ (TESTAROSSA) を履き比べてみた感想 👠

こんにちは、先日、私はスポルティバ (LA SPORTIVA) のクライミングシューズ、セオリー (THEORY)、スクワマ (SKWAMA VCR) を履いてみたので、いつも使用しているテスタロッサ (TESTAROSSA)と比較しながら、その感想をシェアしたいと思います。

まずは噂のセオリー (THEORY)

まずは噂のセオリー (THEORY) について。履いてみた第一印象は、ワイズ (足囲) が狭く、甲高で、柔らかく、シューズ全体がゴムで覆われている感じがしました。例えるなら、ぴったりとしたレギンスを履いているかのようなフット感です。これまでに感じたことのない感覚ですね。この柔らかさの感覚は、ミッドソール (シャンク) によるところが大きいと感じます。


その昔 (2012)、ソリューション (Solution) を購入して使っていたときは、スキーをする時に履く、スノーブーツのような息苦しさを感じましたが、セオリー (THEORY) は足にペッタリと張り付くような、柔らかさを感じました。 


ただ、“このシューズのワイズ (足囲) が、やけに細く感じるなぁ” というのが個人的な感想です。普段履いているテスタロッサ (TESTAROSSA) もワイズ (足囲) は細いですが、レースアップシューズ (紐靴) なので、簡単に調整ができます。


セオリー (THEORY) を使い込んでいくうちに、このワイズ (足囲) がどのように変化するのか、ソリューション (Solution) のようにほとんど変わらないのか、それとも足に馴染むことにより、皮が少し伸びるのか、このポイントによってサイズの選び方が変わってくると思います。


個人的な問題はヒール (踵) かもしれません。ヒール (踵) の横幅に不満はないのですが、問題は角度ですね。足首の後ろ側から踵の底面までに至る曲線の角度がありすぎて、ヒール部分がしっくりこない (隙間がある感じ) と感じます。 スクワマと比べると、セオリー (THEORY) のヒールの角度は、自分の足には合わない気がします。

スクワマ (SKWAMA VCR)

スクワマ (SKWAMA VCR) は柔らかいシューズだと思っていましたが、実際にセオリー (THEORY) を履いた後だと、それが相対的に固く感じるようになってしまいました。ワイズ (足囲) は広めで履きやすいのですが、少し広すぎるという感覚があります。ソリューション (SOLUTION) のように、もう1つベルクロがつま先側にあれば、よりフィット感が得られるのではないでしょうか。


しかし、ヒール (踵) の形状に関しては、私の足にはセオリー (THEORY) よりもスクワマ (SKWAMA VCR) の方が合っているように感じます。それによって、よりしっかりとホールド感を得られているように思います。

テスタロッサ (TESTAROSSA)

私が愛用しているテスタロッサ (TESTAROSSA) は、2013年から履いていますが、安心感があるのが魅力です。旧モデルは 5足 (EU37が4足、EU37.5が1足) を使い、現在は 2019年の新しいモデルを 2足 (EU 37.5) & 2足 (EU 38) 使っています。


このシューズの気に入っている点は、レースアップシューズなので、足にフィットしやすく、履き心地が抜群だということです。 


特に新しいモデルになってからは (2019)、テスタロッサ (TESTAROSSA) の欠点だったペラペラのヒール (踵) が劇的に改善されました。これにより、他のシューズを試す気にならず、テスタロッサ (TESTAROSSA) を愛用しています。


以前のモデルのテスタロッサ (TESTAROSSA) は柔らかく、履き始めてからすぐに、足にスムーズにフィットしましたが、2019年の新しいモデルでは、ミッドソール(シャンク)が変更されたため、硬く感じます。特にセオリー(THEORY)やスクワマ(SKWAMA VCR)を履いた後に、2019年の新しいモデルのテスタロッサを履くと非常に硬く感じます。

また、ヒール (踵) が以前のモデルから大幅に進化した影響なのか、履き心地は以前と異なります。私はサイズEU37を使っていたが、新しいモデルではEU37.5に変更しました。使い込むとEU37の方がいいのかもしれないが、新しいモデルを履いて最初は痛くて履けなかったので、EU37.5に変更しました。


最近はすっかり慣れて、不満はないが、自分が想定していたよりもシューズの伸びが少なく、爪先が痛くなることがあるため、3足目からは、EU37.5からEU38にサイズを変更しました。


ただ、テスタロッサの欠点は、やはりトゥーフックが弱いことです。特にボルダリングのコンペに参加すると、テスタロッサのトゥーフックは使い勝手の悪さを感じますが、レースアップシューズなので仕方ありません。


私は基本的に外岩やロープクライミングをすることが多いため、テスタロッサをボルダリングのコンペで使うことに期待していません。しかし、一番の不満は、使用中に靴紐が切れてしまうことです。幸い、ベルクロよりも簡単に交換できるため、問題はありませんが、ミウラタイプの紐に変更してくれるとさらに良いと思います。 


クライミングシューズの選び方

クライミングシューズを選ぶのはなかなか大変ですよね。最近はどのメーカーもたくさんの種類を販売しているし、どの靴が自分に合っているかなんて、使い込んでみなければ分からないわけです。あまり機能を深く追求することなく、靴のデザインと履きごこちで選ぶ方法が、初心者にとっては良い選び方だと思います。。


まずは実際の足のサイズを測ることは重要 👉🏻 実際の足のサイズを測って📏📐購入したクライミングシューズ


私がクライミングを始めた頃 (2007年) は、とにかく小さめのサイズを選ぶように勧められましたが、確かにそれは正しかったと思います。しかし、ソリューション (Solution, 2012年) を購入して使ったときは、サイズ選びが失敗だったと感じました。とにかく人工皮が伸びず、リソールするぐらい使い込んでも、つま先の痛さは解消されませんでした。 


3足目ぐらいになると、自分のクライミング思考、クライミングを実際に行なっている状況に応じて、ボルダリングなのかロープクライミングなのか、インドアジムメインなのか外岩メインなのか、を考慮して、クライミングシューズのモデルを変えてみるのも、悪くはないと思います。


クライミングシューズを選ぶ際には、いくつか重要なポイント

1️⃣ 履き心地は非常に重要です。ミッドソール (シャンク) の硬さによって、足入れ感覚が大きく異なるため、インドアジムがメインの場合は柔らかめのものを選び、外岩メインの場合は固めのものが適しています。

2️⃣ アウトソール (靴底) は、外岩とインドアクライミングジムに同じ頻度で通う場合は柔らかめのもの(Vibram XS Grip2)が適していますが、外岩メイン (花崗岩) の場合は堅いソール(Vibram XS Edge)が適しています。インドアジムメインなら柔らかめのソール (Vibram XS Grip2) がお薦めです。

3️⃣ 垂直な壁を主に登る場合はフラットソールを、オーバーハングを主に登る場合はダウントゥのシューズが適しています。


このように、実際のクライミングスタイルに合わせてシューズを選ぶことが大切です。しかしながら、シューズの価格も重要な要素の1つであり、最終的にはコストが決め手になることもあります。  


クライミングシューズを選ぶ際にはこれらのポイントを踏まえて、自分の足にフィットする適切なサイズを選び、より快適で安全なクライミングをお互い楽しみましょう。 


近所のお店 (2020.9)

セオリー (THEORY) 127€ 

テスタロッサ (TESTAROSSA) 127€ 

スクワマ (SKWAMA VCR) 119€


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✍🏻 こんなスタイルでクライミングを楽しんでます

・外岩リードクライミング思考

・マルチピッチもやっている

・外岩ボルダリングはたまに

・外岩に行けない時はジムでリードクライミングがメイン

・ジムではボルダリングもやっている

・ホームジムの草コンペには参加

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