フランスアルザス地方のワイン街道をリボヴィレ (Ribeauvillé) からウナヴィール (Hunawihr) 経由でリクヴィル (Riquewihr) まで散策 - 葡萄畑の景色に酔いしれる旅 🍇

天気が良かったので、一度は行きたいと思っていた、フランス 🇫🇷 アルザス地方のワイン街道 (Route des Vins d'Alsace) を歩いてきました🚶🏼🚶🏼‍♀️

リクヴィル (Riquewihr)


アルザス・ワイン街道道 (Route des Vins d'Alsace) とは: 

フランス北東部、ヴォージュ山脈の東斜面に広がるワインの産地を結ぶ街道です。北は、ストラスブールの西側にある、マーレンハイム (マルレンハイム, Marlenheim) から、南は、ミュルーズの西側にある、タン (Thann) まで、全長は約 170km にも及びます。この街道沿いには 100 を超える村が点在し、900 あまりのワイナリーがあるといわれ、ワイン愛好家にとっては魅力的な観光スポットの一つです。

歩いたアルザスワイン街道の地図


今回歩いたルート

アルザス・ワイン街道にある村の中でも特に人気の村、リボヴィレ (リボーヴィレ, Ribeauvillé) からウナヴィール (Hunawihr) を経由して、リクヴィル (Riquewihr) を繋ぐ約4.8kmのコースを1時間ほどかけて散策しました。


ハイキングの道のり

思っていたよりも道は平坦で歩きやすかったです。逆に言うと、ガッツリと歩きたいハイカーには物足りないかもしれませんが、のんびりと葡萄畑や遠くに見えるシュヴァルツヴァルト (Schwarzwald) を眺めながらの散策は最高でした。

公共交通機関 (バス、電車) を使ってリボヴィレやリクヴィルへ行く方法:

公共交通機関を利用する場合、コルマールからバスリボヴィレリクヴィルへ行くのが一般的で便利です。ストラスブール大聖堂横にある観光案内所で尋ねた場合でも、同じ情報が提供されます。しかし、もし「セレスタからリボヴィレに行く方法はありますか?」と尋ねると、親切な案内員はネットで調べ、セレスタからもバス (TER) があることを教えてくれるでしょう。


1️⃣ コルマールからバス 68R016 🚌

Ligne 68R016 : Colmar - Riquewihr - Ribeauvillé


2️⃣ コルマールからバス 68R017 🚌

Ligne 68R017 : Colmar - Ribeauvillé - Saint-Hippolyte


3️⃣ セレスタから電車 (Ter バス) 🚌

TER line: (Strasbourg) Sélestat - Ribeauvillé 


今回はセレスタからバス (電車) でリボヴィレまで行き、そこからリクヴィルまで歩いてみました。


ストラスブール 🚃 セレスタ 🚌 リボヴィレ 🚶🏼‍♀️ ウナヴィール 🚶🏼‍♀️ リクヴィル

セレスタ駅バス停からみたセレスタ駅


セレスタからリボヴィレに行くバスは、電車会社 TER (SNCF) によって運行されています。バスに乗るためには、鉄道会社TER (SNCF) のウェブサイトから時刻表を確認する必要があります。季節によっては本数が異なるかもしれませんが、この時期は一日あたり約8本のバスが運行していました。


セレスタ駅からバスの乗り場は、進行方向 (コルマール側) 左側にあります。セレスタ駅のメイン側から簡単にアクセスできます。バス停に着いたら、帰りのバスの時刻表を確認することをお勧めします。

リボヴィレバス停からみたリボヴィレ (Ribeauvillé) 旧市街方面


セレスタ駅からアルザス地方らしい可愛い村を通り抜け8つ目のバス停がリボヴィレ (リボーヴィレ) です。 所要時間は26分ほどです。

リボヴィレ (リボーヴィレ) は初めての訪問でしたが、そこには色鮮やかな木組みの家々が建ち並び、美しい花々が咲き誇っていました。ヴォージュ山脈に囲まれた小さな村で、まるで絵本から飛び出したかのように可愛らしい場所でした。


想像していたよりも多くの観光客がいましたが (2020.9.4)、それでも新型コロナウイルスの影響で 🦠 例年よりは少ないんでしょうね。

リクヴィルまでの所要時間は約1時間とのことでした。しかし、この Rue des Boulangers 通りが少しわかりにくく、迷ってしまいました 😅

幸いなことに、案内を見つけ、川を渡り、山の方に向かって進み、ラウンドアバウトを左に行くと、Rue du Vignoble に到着できました。Rue du Vignoble 通りに入れば、リクヴィル (Riquewihr) まで道に迷うことはありません。ただし、ウナヴィール (Hunawihr) をぐるぐると観光した場合には、道に迷うかも? 🙄

Rue du Vignoble 通りは自転車や車も通るため 🚴🏻‍♀️🚴🏻‍♂️🚗  歩行者は十分注意が必要ですが、舗装されており、普段履きのスニーカーでも快適に歩けます。葡萄畑を見ながら、リクヴィル (Riquewihr) を目指し、日差しの強い中を歩いていきました。

こんな感じで ⬆️⬇️ 葡萄畑を見ながら、リクヴィル (Riquewihr) を目指して気持ちよく歩いていきます。唯一の注意点は、陽射しが強いことでしょうか 🙄 日陰がほとんどない点だけ気を付ければ、快調に歩けると思います。

ウナヴィール (Hunawihr)

リボヴィレとリクヴィルの中間地点にあるウナヴィール村が、目に飛び込んできました。この村はアルザス地方を紹介するポスターによく登場する村の一つです。  


写真を撮りながら、私はゆっくりと歩いてきましたが、Rue des Boulangers 通りからウナヴィールまで 約40分 程度で到着することができました。

5年前 (2015年) に訪れたウナヴィールに戻ってきました。懐かしい気持ちに包まれます 😭 当時は、ウナヴィールからリボヴィレまで歩く予定でしたが、突然の豪雨に見舞われたため ☔️ 急遽計画を変更し、ウナヴィールのレストランでゆっくりと過ごすことになりました。今回の旅は、そのリベンジでもあります。


✍🏻 土砂降りの後は快晴の 👉🏻 ユナヴィール (Hunawihr) を散策 

5年前にウナヴィール (Hunawihr) の教会を訪れていたので、今回は素通りして、リクヴィルへ向かうことにしました。葡萄畑と美しい風景に囲まれながら、気持ちよく歩きます 🍇 地元の方々の暖かい挨拶にも出会い、旅行者には心温まるハイキング (散策) となりました。

少し登りがあったものの、その先に広がるリクヴィル (Riquewihr) の村の美しさに息を飲みました。私がリクヴィルを訪問は今回が2回目です。なんともう7年も前 (2013年) の話になります 😭 アメリカからドイツに引っ越してきた友達たちと一緒に訪れた時でした。


当時はリクヴィルのレストランで食事を楽しんだ後、バスに乗ってリボヴィレに行く予定でしたが、バスがなかなか来ずにハプニングが起きたのです 👉🏻 えっ 😨 帰りのバスがない 😱

リクヴィル (Riquewihr)

リクヴィルに到着すると、その美しさに息を呑みました。2回目の訪問でしたが、前回訪れた際の思い出も蘇り、感慨深いものがありました。リクヴィルは「葡萄畑の真珠」と言われるほど美しく、観光客にも大人気です。村全体が可愛らしく、メイン道路が歩行者専用であるため、散策しやすいです。

個人的にもリクヴィルの方がリボヴィレよりもおすすめです。小さな村ですが、コンパクトにまとまっていて、村全体がとても可愛らしいです 💐 近くの葡萄畑から見える村並みも、とてもキュートです。 


また、大きな違いは、メイン道路が歩行者専用であるという点です。リボヴィレは駐車場の関係もあるのか、メインの道路にも車の乗り入れが許可されており、歩きにくく、写真を撮るのも難しいです😆

リクヴィルからリボヴィレ

時計を見るとまだ 15時 過ぎでした ⏰ リクヴィル (Riquewihr) からコルマール (Colmar) 行きのバスは 17時 まで運行していないため、どうしようか迷いました。 ご飯を食べるにも中途半端な時間帯で、ワイナリー巡りという雰囲気でもなかったので、思い切ってリボヴィレ (Ribeauvillé) まで歩いて戻ることにしました。 

この決断は正解で、途中で見渡せるリクヴィルの絶景スポットにも立ち寄ることができました。

リクヴィルから約1時間歩いた先には、リボヴィレを守る3つの城塞が見えてきます。聖ウルリヒ城塞 (die Burg Saint Ulrich)、ギルスベルク城塞 (die Burg Girsberg)、古い城塞 (die Burg Haut-Ribeaupierre) です。もう少し時間があれば、城塞に登ってみたかったところですが、今回は残念ながら見送りました。

再びリボヴィレに戻ると、多くの観光客で賑わっていました。

これにて一度は歩いてみたかった、フランス 🇫🇷 アルザス地方のワイン街道:リボヴィレ (Ribeauvillé) からリクヴィル (Riquewihr) までの散策は終了です。


アルザス地方のワイン街道を片道1時間ほどの散策で楽しむことができました。ヴォージュ山脈の裾野に広がるワイン畑や遠くに見えるシュヴァルツヴァルトがとても魅力的なハイキングルートでした。次回は、もう少し時間を取って城塞にも登ってみたいと思います。


今回歩いたルートまとめ:

特に人気の高い3つの村、リボヴィレ、ウナヴィール、リクヴィルを繋ぐ約4.8kmのコースです。

所要時間と難易度:

約1時間、初心者でも楽しめる平坦な道です。ただし、日陰が少ないので、日差し対策は忘れずに! 

リボヴィレ:

色鮮やかな木組みの家々が並ぶ、まるで絵本から飛び出したような可愛らしい村です。

ウナヴィール:

アルザス地方のポスターによく登場する、美しい花々に彩られた村です。

リクヴィル:

「葡萄畑の真珠」と呼ばれる、リボヴィレ以上に多くの観光客で賑わう村です。メインストリートは歩行者専用なので、ゆっくり散策を楽しめます。


ストラスブールから行く、ワイン街道の歩き方:

ストラスブール 🚃 セレスタ 🚌 リボヴィレ 🚶🏼‍♀️ ウナヴィール 🚶🏼‍♀️ リクヴィル ↩️ の場合


今回はリボヴィレ (Ribeauvillé) リクヴィル 🔄 (Riquewihr) 間を往復歩きましたが、


🚃 ストラスブール (Strasbourg) ➡️ セレスタ (Sélesta) まで電車、

🚌 セレスタ (Sélesta) ➡️ リボヴィレ (Ribeauvillé) までバス、

🚶🏼‍♀️リボヴィレ (Ribeauvillé) ➡️ リクヴィル (Riquewihr) まで歩き、

🚌 リクヴィル (Riquewihr) ➡️ コルマール (Colmar)までバス、

🚃 コルマール (Colmar) ➡️ ストラスブール (Strasbourg) まで電車、


で戻るプランが、おすすめですね。


公共交通機関を使ってリボヴィレ (Ribeauvillé) やリクヴィル (Riquewihr) へ行く方法: 

1️⃣ コルマールからバス 68R016

Ligne 68R016 : Colmar - Riquewihr - Ribeauvillé


2️⃣ コルマールからバス 68R017

Ligne 68R017 : Colmar - Ribeauvillé - Saint-Hippolyte


3️⃣ セレスタから電車 (Ter バス)

TER line: (Strasbourg) Sélestat - Ribeauvillé 

⚠️ 季節・曜日によっては Sélestat - Ribeauvillé - Riquewihr 行きのバスもあります。

セレスタ (Sélestat) からリボヴィレ (Ribeauvillé) までは Ter のバス情報 👉🏻 TER Grand-Est : Informations

そのほか役立ちそうなバス 🚌

👉🏻 the Kut’zig open-top bus 🔄

COLMAR ➡️ RIBEAUVILLÉ ➡️ HUNAWIHR ➡️ RIQUEWIHR ➡️ KAYSERSBERG ➡️ TURCKHEIM  ➡️ EGUISHEIM ➡️ VOEGTLINSHOFFEN ➡️ COLMAR ↩️


2024年

Kut’zig open-top bus チケットは1日有効ですので、何度でもバスから降りることができます。

4月26日~6月&10月(13日まで):

金曜日から日曜日+フランスの祝日に運行

7月~9月:

火曜日から日曜日+フランスの祝日に運行

1日乗車券が 29€ / person のようです。


2023 年より新しいルール:

乗車するには kutzig.fr またはモバイル アプリでの予約が必要です。

詳細はホームページでチェックしてみてください 👉🏻 the Kut’zig open-top bus 


⚠️ このバスはクリスマスシーズンも運行していて、便利だと思います (2023.12)


公衆トイレ🚾

使用したトイレは、

✅ リボヴィレ (Ribeauvillé) のバス停

✅ リクヴィル (Riquewihr) の村

どちらも無料で、綺麗でした。


覚えておけば便利なフランス語🇫🇷

Est-ce-que ce bus va à Ribeauvilé ?

このバスはリボヴィレ行きですか?

Est-ce que ce bus s'arrête à Riquewihr?

エ ス ク ス ビュス サレットゥア リクヴィル?

このバスはリクヴィルに停まりますか?

Pour aller à Riquewihr, il faut prendre quel bus?

リクヴィルに行くためには、どのバスに乗るべきでしょうか?

✍🏻 フランス🇫🇷アルザス・ワイン街道にある村の中でも最も人気のある村、リボヴィレからウナヴィールを経由して、リクヴィルまで、4.8km を1時間ほどかけて散策した時の動画🚶🏼‍♀️🚶🏼‍♂️

✍🏻 フランス 🇫🇷 アルザスで、ワイン用のブドウを収穫する作業、ヴァンダンジュ (Vendange) を初体験した時の備忘録

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