フランケンユーラは、バイエルン北部のニュルンベルク、バンベルク、バイロイトの各都市の間に位置し、美しい森の中に1,000以上の岩山が広がっている、世界中で知られる、ドイツ最大のクライミングエリアの1つです。
特に世界初の9a (Action directe) や8c (Wallstreet) は非常に有名で、その規模からもわかるように、トップクライマーだけでなく初心者から中級者まで、あらゆる能力のクライマーが楽しめる、クライミングをするものにとってはまさに天国です。
フランケンユーラのクライミング・サイト
クライミングエリアの印象は、森の中に崖がゴロゴロしているところが多く、日本のクライミングエリアのような雰囲気でした。エリアは高品質の白と灰色の石灰岩でできており、ルートは比較的短く、ポケットを使う課題が多く、ハードなものが多いですが、クオリティーは高いです。ちなみに、フフランケンユーラは、レッドポイント 🔴 のコンセプトが生まれた場所でもあります。
クライミングシーズン
クライミングシーズンは、一般的には4月から10月末までで、6月から9月までが最適です。この期間中は、美しい森の中に点在しているため、夏の暑さから逃れることができます。
私達が訪れた2015年8月は、35℃にもなる異常な暑さに見舞われましたが 🥵 森の中にいるとそれほど 🙄 苦痛には感じませんでした 😬 現地のクライマーに聞いたところ、その時の気温は1年に1回あるかないかの気温だったそうです 🤣 岩場は点在していて様々な向きの壁があるので、日中の日差しや暑さなどを考慮してクライミングエリアを選ぶことをお勧めします。
クライミングエリアへのアプローチ
岩場が点在しており、目的の場所にたどり着くのが非常に困難なこともありましたが、私たちが訪れた時よりは、ネット環境が格段に良くなっているはずなので、迷うことなくクライミングエリアまで行けると思います🤞🏻 携帯電話のバッテリーの持ちが気になる方は、できれば詳細な地図(kampass Wander : 170 & 173)を持ち歩くことをお勧めします。
フランケンユーラでクライミングを楽しむためには、良い計画と準備が必要です。しかし、このエリアでのクライミングは、素晴らしい景色、高品質なルート、そしてライミング後は岩場近くのレストランで地元のビールと美味しい食べ物を楽しむことができます。是非一度、フランケンユーラでクライミングをしてみてください!
Franken2 2020
クライミングトポ:Franken 2 📚
最もポピュラーがクライミングトポです。このトポはドイツ語版の他に、ドイツ語と英語の両方で説明されているぶ厚い本が 2冊 (Vol.1 & 2) あります。今回は (vol.2) のみを購入し、エリアを廻りました。フランケンユーラで最も有名なルートである Action Directe も (vol.2) のトポに掲載されています。
ドイツ市内での入手については詳しくは分かりませんが、Eichler (Trubachtal)のキャンプサイトでは、Franken 1とFranken 2を購入できました。ただし、詳細な地図 (kampass Wander: 170&173) は用意されていませんでした。
Kletterfuehrer Guidebook Noerdlicher Frankenjura と Franken 1/2 plus は Amazon.co.jp でも購入できるようですね。
👉🏻 Franken 1
👉🏻 Franken 2
クライミング用品
・ロープ 70m
・クイックドロー12本
一般的には 50m のロープでも十分ですが、中には 30m 以上の高い崖もあります。
フランケンユーラはほとんどのルートがボルトが打たれたスポーツクライミングルートですが、ただし、ボルトの間隔がかなり遠いルートもあります。そのため、カムやナッツ、スリングを持っていくと役立つことがあります。実際、易しいルートでも、登り始めて 5m ほど登っても最初のボルトが見つからないことがあり、途中のランナウトもすごいことがありました。これはドイツのすべてのクライミングエリアに共通することだと思います。
キャンプサイトの情報 🏕
⛺️ Oma Eichler (Gasthof Eichler)
Wolfsberg 43, 91286 Obertrubach
フランケンユーラにあるキャンプ場の案内は、クライミングトポに掲載されています。その中でも、Oma Eichler (Gasthof Eichler) はとても素晴らしいキャンプ場でした。宿泊客は無料でインターネットに接続でき、オーナーはとても親切な方でした。
キャンプ場内で軽食はできるようですが、御飯の提供はなかったため、近くの村にあるレストランで食事をすることがおすすめです。リーズナブルな値段でおいしい食事ができます。レストランを利用する際の問題点は、20時頃に閉まってしまうことくらいでしょうか...🤔
レストラン 🍖🥗🍺
フランケンユーラには多くの美味しいレストランがありますが、特におすすめなのは、キャンプ場Oma Eichler (Gasthof Eichler) に近い、Hundsdorf にあるレストランです。こちらのレストランでは、オーナーが森で狩ったお肉を使った地産地消の料理が楽しめます。その他のレストランも値段が手ごろで、どこも美味しかったです。
我々が訪問した季節柄多くの村では夏祭り (サマーフェスタ) が開催されていました 💃🏼🕺🏼 飛び入りで夏祭りに参加した際には、村の人たちと一緒に食べることができ、素晴らしい思い出となりました 🍖🍺
スイミングプール 🏊🏻♀️🏊🏻♂️
Freibad Egloffstein (Badstraße, 91349 Egloffstein)
キャンプ場のある隣村Egloffsteinには、20mプールがありました。山奥にこんなに充実した施設があるとは驚きです。このプールは多くの親子連れやお年寄りでにぎわっており、温水シャワー施設も完備しています。シャワーだけを利用することもでき、ここでのシャワーはキャンプ場のものよりも使いやすいかもしれません (2015年は1€でした)。プールの営業時間は、2015年は 8:00から20:00 まででした。
フランケンユーラ ( Frankenjura ) クライミングツアー 2015 で登ったエリア
1日目:Großenoher Wand
2日目:Grüne Hölle
フランケンユーラ (Frankenjura) 2015
2015年に初めてフランケンユーラに足を踏み入れた時は、猛暑で汗をかきながらも ☀️🥵 そこに広がる雰囲気と美しい森、そして素晴らしいクライミングルートに圧倒されました。
✅ Großenoher Wand
岩場を探すのに少し苦労した Großenoher Wand は、高さはそれほど高くなく (25m?) 、日本のクライミングエリアのような感じでした。岩場の雰囲気は懐かしい感じでしたが、グレードは辛口で、ボルトの間隔も遠いため、私は苦労しました。このスタイルはフランケンユーラ独特というよりも、平均的なドイツでのクライミングのような気がします。
✅ Grüne Hölle
なんとか駐車場までたどり着きましたが、岩場への道が分かりにくかったです。Grüne Hölle の壁も 10m 程のショートルートでしたが、傾斜は非常に急で、ポケットが沢山あり、フランケンユーラの典型的なスタイルでした。
✅ Zimmerbergwände ➡️ Stadeltenne
Stadeltenne エリアは中級者向け、Zimmerbergwände は初級者向けに適したエリアです。Stadeltenneエリアで登った Maßarbeit (UIAA : 9-) はとても良いルートで、RPするためにまたこのエリアに来たいと思えるルートでした。
✅ Waldkopf ➡️ Krottenseer ➡️ Maximilianswand
まず Action Directe 見に行くために Waldkopf を訪れ、その後 Krottenseer Turm & Maximilianswand エリアへ移動しました。
Krottenseer Turm & Maximilianswand エリアは約76本のルートがあり、初心者から上級者まで1日楽しめるお勧めできるエリアだと思います。
フランケンユーラ (Frankenjura) はクライミング好きな人にとっては魅力的な場所ですが、観光目的のクライミングには少しハードすぎるかもしれません。独特な癖のあるルートが多く、それがフランケンユーラ (Frankenjura) ならではの魅力であると感じます。
あまりRP (完登) はできませんでしたが、楽しむことができました。再びフランケンユーラに戻ってきて、もっと多くのルートに挑戦したいと思います。
フランケンユーラ ( Frankenjura )で 👉🏻 登れたルート&登れなかったルート 🤣
今回のツアーでは行く事ができませんでしたが、もしフランケンユーラ (Frankenjura) に再訪するチャンスがあれば行ってみたいエリア (UIAA 9まで) 覚書
Roltelfels (35m, S)
Weibenstein (14m, SW,S)
Roter Fels (40m, O,S)
Ankatalwand (25m, W,S)
Mittelbergwand (30m, N,W,SW)
Schlaraffendland (25m, N, NW)
Kuhlochfelsen (17m, N,NO))
✍🏻 フランケンユーラ (Frankenjura) ツアー 日記 (2015.8.5-8.9)
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