スーパーマーケットのワインフェアといえば秋がメインですが、実は春にも小規模ながら開催されています。
冬の重たい雲がようやく晴れ、日差しが少しずつ長くなるこの季節。外でアペリティフを楽しみたくなる気分に誘われて、スーパーの棚に並ぶワインを眺めていると、つい手が伸びてしまいました。
この春は、広告で目に留まった3本の赤ワイン - Côtes du Rhône 2022、Terra Vallona Rouge 2023、Madiran Carte d’Or 2018 - を購入。どれも 3ユーロ前後 という手に取りやすい価格で、晩ごはんのハウスワインにもぴったりでした。
Chevalier du Prieuré
Côtes du Rhône 2022
2.99€
8.5
シラーらしいスパイスと香りがほどよく広がり、飲みやすい赤。特別な印象はないけれど、香りのバランスが良く、日常の一杯としてはとても満足。
この価格帯でこの味わいなら、つい「もう一本買っておけばよかった」と思えるほどのコスパでした。
IGP Comté Tolosan
Terra Vallona Rouge 2023
2.42€
8.4
香りは控えめですが、味はまろやかで飲みやすいタイプ。メルローのふくよかさがもう少しあれば好みだったけれど、全体的にまとまりがあり、軽やか。 2ユーロ台とは思えない仕上がりで、気取らず楽しめるデイリーワインとして十分に満足できました。
Madiran
Carte d’Or Cave de Crouseilles 2018
3.50€
8.6
カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、タナを使った力強い一本。開けたては渋みが強く「少し早かったかな」と思いましたが、数日置くと角がとれてまろやかに。
2本買ったうちの2本目を半年後に開けたときには、びっくりするほど美味しく感じました。とはいえ、翌日余った分を飲むと渋みが戻っていて、ワインの不思議さと自分の体調の影響を改めて感じました 😅 ワインの評価は本当に奥が深いですね。
フランスのスーパーで出会うワインの楽しみ
ワインは出会いも当たり外れも楽しみのうち。
今回の3本はどれも 2〜3ユーロ台という気軽な価格 ながら、それぞれに個性がありました。
フランスのスーパーでは、こうした 日常の食卓を少し豊かにしてくれる1本 に出会えることがあります。
気軽に買って、気ままに味わう——そんな“春ワイン”の楽しみ方も悪くありません。
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