初めてのルクセンブルク・ベルドルフ (Berdorf) でクライミング体験記|森と砂岩の岩場で (7b) に挑戦

朝の森に差し込む光の中、砂岩の岩塔がそびえるベルドルフの岩場に足を踏み入れた瞬間、思わず息をのんでしまいました。フリクションの良い岩肌が、手にしっかりと保持される感触。あのフォンテーヌブローの岩を思い出させるような、心地よい緊張感がありました。

Voleur de Spits (7a+)


トポをざっと眺めると、7a+までのルートが特に充実していて、8a+以上は少し限られた印象でした。トライした (7b) のルートも、持久系というよりは「2本指ポケット」や「ダイノ」といったトリッキーなムーブが待ち受けていました。手汗を拭きながら、自然とワクワクとドキドキが入り混じる瞬間。これこそ、外岩ならではの醍醐味ですよね 😆


エリア自体はコンパクトで移動は楽ですが、人気ルートには人が集まり、ハイカーも隣を行き交っていました。静かに集中したいクライマーにとっては少し気が散る場面もありますが、森の中で他の人々と空間を共有する独特の雰囲気が、ベルドルフならではの魅力でもあります。 このページでは、そんなベルドルフの岩場で私が実際に登ったルートの感想をお伝えしていきます。

Arrête, Paulette! (7a+):核心部は最後から2つ目のボルトにクリップした後の「ダイノ」だと思う。ホールドを見逃していたのかもしれないけれど、「ダイノ」に入る前のムーブが全く分からず、敗退。

Yellow sub marine (7a):隣のルートと近いのどこまで限定をするかによって多少難易度が変わると思う。このルートの醍醐味を味わうためには直登するべきだと思う。

Parapluie (7a+):ボルダーが得意な人にとっては易しく感じるのでは?

Judd mat (7b):右手2本指ポケットをアンダーに持ち替えて、左手を甘い2本指ポケット、右足を上げてから、右手を甘いスローパー内側に引くムーブが難しい。というか、右手の2本指ポケットがシャープで痛かった。

Darièm Gap (6a):新しいルートらしく、ボルトがたくさん打ってあり、初級者にはおすすめ。

Voleur de Spits (7a+):傾斜は強いけれど、ホールドは裏切らないので、ジムで登り込んでいる人にとっては易しく感じると思う。

Heinz (6c):最後が核心。なかなかいいルートだと思う。このグレードを狙っている人にお勧めできるルートです。

Infernale (7b):最初は易しく、後半が核心部。右側から左側にトラバースして直登。最後はダイノで終了。身長差で難しさが変わると思う。

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