ビバーク寸前⁉ 😅 ドロミテ山小屋 Rifugio Pomedes までの道のりと絶景の夕暮れ

ヴィア・フェラータを終え、コルティナの街を1時間ほど散策した後、今夜の宿「Rifugio Pomedes」へ向かいました。アクセスはリフトを3本乗り継ぐ必要がありました。ところがここで予想外のハプニング!「リフトは17時まで大丈夫だろう」と油断していたところ、一部のリフトは16:40で終了とのこと… それでも「間に合うだろう」と思っていました。

Cortina d’Ampezzo から🚠 Col Druscie (1778m) に到着した瞬間、血の気が引きました。次のリフト乗り場が見当たらなかったのです 😨 地図ではすぐ隣(Piè Tofana, 1675m)のはずなのに…。谷を見渡すと、ようやく下の方にリフト乗り場を発見。でも動いている様子がなく冷や汗💦


とにかく、重い荷物を背負い、谷の方へ坂を駆け下りました。途中で出会ったおばさん👵🏻🇩🇪に確認しようと声をかけるも、ドイツ語が分からず焦るばかり。「リフトが終わっていたらビバークかも…」と不安に駆られ、必死で走りました🏃🏻💨

16:30過ぎ、ようやく Rumerlo (Piè Tofana, 1675m) の乗り場に到着!間に合いました 😅 しっかり地図 (Tabacco 1:25000) やクライミングガイドブック(The Dolomites: Rock Climbs and Via Ferrata)を確認しておくべきだったと反省…


そこからさらにリフトを2本乗り継ぎ、無事 Rifugio Pomedes に到着しました。 ちなみに、Col Druscie (1778m) と Piè Tofana (1675m) は標高差103m。当時はこれに気づいていませんでした。

Rifugio Pomedes の雰囲気と設備 

Rifugio Pomedes は日本の山小屋に近いですが、どちらかというと「ドミトリー形式の山岳ホテル」と言った感じでした。

💶 素泊まり約25ユーロ、夕朝食付きのハーフボードは約50ユーロ。シャワーは別料金です。

🛌 2段ベッド中心のドミトリーが基本で、毛布2枚が支給され掛け布団はありません。シーツが無いので、シーツ代わりになるシュラフカバーの様なものを持参するのがおすすめ。 

⚠️ Rifugio は事前予約が基本です。満員で断られることもあります。イタリア山岳会(CAI)会員なら割引あり。

M.Cristallo (3221m) 方面 


Rifugio からの絶景と夕暮れのひととき 

ベッドを確保した後、テラスで早めの夕食をとりながら、ガイドブックや地図を広げて翌日の計画を立てました。Croda da Lago、Lastoni di Formin、遠くには Cinque Torri の岩峰も見え、圧巻の景色でした。

Croda da Lago & Lastoni di Formin 方面


日が沈む頃、苦灰石(ドロマイト)の山々は夕日に染まり、ドロミテならではの赤く輝く幻想的な景色に。快晴の青空も美しいですが、この時間帯の眺めはまさに絶景。今回の旅の中でも特に心に残る光景でした。 


テラスでは、陽気なイタリア人グループと情報交換をしたり、寡黙なアメリカ人から翌日登る予定の Punta Anna (VF5C) のアドバイスをもらったりと、山小屋ならではの交流も心に残る体験でした。

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