3月に入り、ようやく日差しが安定し始め、最高気温も15℃を超える日が増えてきました。春の訪れを感じる暖かな週末、今回はクライミングジムで仲良くしているメンバー4人 (+私) と一緒に、外岩クライミングに行ってきました。個人的にはこれまで皆さんと外岩に行ったことはありますが、このメンバーで行くのは初めてでした。
クライミングエリア「Rocher du Point de Vue」👉🏻 動画で見る
今回訪れたのは、個人的には3年ぶりとなる「Rocher du Point de Vue」です。ここには (5bから7c+) まで約50本のルートがある、こぢんまりとしたエリアです。岩場は大きく2つのセクターに分かれており、ボルトが3〜4本程度のボルダー的要素が強いエリア (Face ouest) と、25mほどの大きな壁がそびえ立つエリア (Grand face) があります。この Rocher du Point de Vue は (6b〜7a) くらいの課題を狙いたい人にぴったりだと思っています。
個人的にはこのクライミングエリアはルートのグレーディングがかなり辛めに感じています。私が持っているトポでは (5c) と記載されていたルートが、最新版では (6b) に変更されていました!😆
今回は主にボルダー的要素の強いエリアで登りつつ、最後には長いルートにも挑戦しました。中でも最も印象に残ったのは、この日最後にトライした「L’être et Iétang" (6c+)」です。
L’être et Iétang" (6c+) m.lead-TO
このルートはあまり登られていないのか、チョーク跡がほとんどなく、ホールドがザラザラしているうえに、どこを使えばいいのか分かりづらい箇所がいくつもありました。特に難しかったのは2カ所。ひとつは小さなハングを超えた後のスラブ、もうひとつは最後の2つの小さなハングを越えるセクションでした。この最後のハング越えが核心だと思います。使えるホールドは限られ、足元はザラザラした壁をスメアリングするしかありませんでした。必死に粘りましたが、最後のハングを超えるところで思い切ってデッドしたけれど、平らなフラットホールドでカチのようなものは無く、あえなくビックフォール…… ☹️ 振り返ってみると、ムーブの選択ミスが敗因でした。こういったルートをオンサイトするには、まだまだ経験不足だと痛感しました。それでも「*」マーク付きのルートだけあって内容が濃く、とても楽しかったです。また必ずリベンジしたいと思います。
クライミングを終えたのは17時過ぎ。5人での外岩クライミングだったので待ち時間も長めでしたが、春の日差しのおかげで寒さを感じることもなく、たくさん写真も撮ることができ、終始楽しい時間を過ごせました。そして、次回の晴れた週末にもまた外岩へ行こうと約束して、充実した1日が終わりました。
外岩クライミングは自然の中で仲間と過ごす時間も魅力のひとつだと思います。今回のメンバーはフランス山学会 (FFME) が主催するコンペに積極的に参加している人もいて、色々と刺激を受けることができ、楽しむことができました。この経験を糧にまた次の課題に向けて頑張りたいと思います!
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