シャンベリー近郊で夏のクライミングを楽しむなら、絶対に外せないエリアが「La Balme de Yenne」です。このエリアはリヨンからも来る価値のあるエリアと言われ、多くのクライマーからその価値が認められています。La Balme de Yenneの特徴は、北壁に位置しているため、夏の厳しい日差しを遮り、涼しく快適にクライミングができる点です。駐車場からクライミングエリアまでは徒歩3分、エリア自体も平坦で安全なので、小さなお子様連れのファミリーにも優しい環境です。
La Balme de Yenneは、特に「7b ~ 8b」グレードのルートが豊富で、ウォーミングアップで6b/6cをこなし、7’s/8’sの課題をトライする上級者が集まる場所です。ここでは、石灰岩特有の強傾斜と、コルネ (岩の突起) を駆使したダイナミックなクライミングが堪能できます。技術と体力を兼ね備えたクライマーたちが挑む、手応えのある課題が揃っています。
ベストシーズンは春と秋とされていますが、夏でも北壁のおかげで快適に登れます。ただし、シーズン初めは染み出しが多く、登れる日が限られることもあります。2024年は特に雨が多かったため、7月でも染み出しが残っていたとのことです。
私が訪れたのは、シャンベリー市街が30~35℃に達する猛暑の日でしたが、日本の真夏に比べると湿度が低いため、クライミングエリア La Balme de Yenne では意外と快適に感じました。地元のクライマーたちは、午前中(特に14:00頃まで)を中心に登っていました。
Colonnettes (7a) & Szum Szum (7a+)
今回は主に「7a~7b+」のルートに挑戦しました。石灰岩特有のコルネを使った、傾斜の強い今風のルートを選びましたが、特に「Cathédrale (7b+)」というルートでは、少し自由度の高いクライミングスタイルが求められ、ボルトから離れて登る場面がありました。初見では戸惑いましたが、4つ星が付けられたクラシックルートだけあり、非常に魅力的な体験となりました。
私が2日間でトライしたルート覚書:
Le Beau (6b+) FL
Génius (6c) FL
Colonnettes (7a) RP:
2便目でムーブを修正してRP
Szum Szum (7a+) RP:
2便目はデットが止まり、なんとか耐え切りました。
Cathédrale (7b+) m.lead-TO:
各駅停車の1便目から、2便目でルートが少しずつ見えてきました。
結論として、7’s/8’sの課題に挑戦したい方には、La Balme de Yenneはぜひ訪れてほしいクライミングエリアです。
追加情報
終了点にはマイヨンラピッドやクイックドローが設置されており、ロワーダウン(Moulinette)が可能でした。私は使用しませんでしたが、一緒にクライミングをした仲間はニーパッドを使用していました。ぜひ検討してみてください。
ブルジェ湖 (Lac du Bourget)
La Balme de Yenne に行くなら
絶景ポイント
シャンベリーから La Balme de Yenne へ向かう際、ブルドー (Bourdeau) のトンネル手前が絶景ポイントです。駐車場から見渡せるブルジェ湖の眺めは、一見の価値があります。
おすすめのパン屋さん
トンネルを抜けた先には、地元の人たちにおすすめのパン屋さん「Le Pain de Mayou」があります。私もここでパン・オ・ショコラ (pain au chocolat) とハード系のパンを購入しましたが、どちらもとても美味しかったです。隣には八百屋さんもあります。
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