夏至の夜、フランス全土が音楽に包まれる音楽祭「Fête de la Musique」。今年は6月21日、ストラスブール旧市街も熱気と音楽に溢れていました。
路地裏からも響き渡る音楽の調べ
Fête de la Musiqueは、まさにストリート音楽祭と呼ぶにふさわしいイベントです。公式のメイン会場は存在するものの、街中の至る所で人々が自由に音楽を奏でる光景が広がります。ジャズ、ロック、シャンソン…様々なジャンルの音楽が路地裏やベランダ、窓越しからも溢れ出し、街全体が音楽に包まれる様子はまさに壮観です。
Fête De La Musique 2024
雨もなんのその!熱狂の夜
例年この時期は日差しが強く、30℃を超える日も多いのですが、2024年は異例の雨が続く涼しい日が続いていました。フランスは1959年以来、4番目に雨の多い春(3月、4月、5月)となり、ストラスブールの5月の降水量は例年比+140%でした。6月に入っても雨の日が多く、傘が手放せない日々でした。
Fête De La Musique 2024当日も天気予報が変わりやすく、参加を躊躇していましたが、雨が降らない予報を信じて旧市街に向かいました。しかし、21時過ぎから大雨が降り出しました。ストラスブールで降る雨は、通常小雨の場合が多いですが、この日は傘なしでは耐えられないほどの大雨でした。傘を持っている人は少なく、多くの人が軒下やバーで雨宿りしていました。それでもイベントは続き、音楽とアルコールの影響もあって、雨を気にせず道端で踊る人々が続出し、旧市街は日が暮れる前からカオス状態でした。
サッカー観戦も同時進行!盛り上がりMAX
さらに、この日はサッカー欧州選手権(EURO 2024)の1次リーグ第2戦、フランス対オランダ戦も開催されました。スポーツバーのテレビ画面の前には熱狂的なサポーターが歓声を上げ、Fête De La Musique 2024の盛り上がりを一層加速させました。
今年は例年以上に活気ある Fête de la Musique
昨年と比べ、今年は街全体が音楽で溢れている印象を受けました。路地裏で演奏するミュージシャンも増え、まさに音楽の洪水状態。雨というアクシデントも乗り越え、大いに盛り上がったFête de la Musique 2024でした。
フランス旅行の目玉に!Fête de la Musique
Fête de la Musiqueは、フランスの文化を肌で感じられる特別なイベントです。まだFête De La Musiqueを体験していない方、ぜひ一度この独特の音楽祭を体感してみてください。音楽と一体となった街の雰囲気は、きっと忘れられない思い出になることでしょう。
Fête De La Musique 2024が終了し、いよいよフランスはヴァカンスシーズンの幕開けです。
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