ホームにしているクライミングジムで、2022年11月7日(月曜日)から10日 (木曜日)までの日程で草コンペ (リードクライミング) が有りました。ロックダウン後に開催されるホームジムの草コンペは、春先 (2022年) にあったボルダリングコンペに続き2度目、リードクライミングは初めてだと思う。
前回のリードクライミングコンペの開催は、ロックダウン前の2020年2月。と言うことは、リードクライミングの草コンペは 2年9ヶ月 (ほぼ3年) ぶりかぁ。
この時は“東京オリンピックフォーマット”を草コンペ仕様に変更した 👉🏻 コンバインド 2020🏆 (Combiné Challenge 2019/2020) の一環として、リードクライミングのコンペが開催されました。
“東京オリンピックフォーマット” なにか響きが本当に昔のような気がします。
草コンペ 2022 リード予選
ホームジムの予選会は少し変わったスタイルで、今回の草コンペを例に説明すると、月曜日から木曜日の18:00までが予選会。予選会の参加日数に制限は無く、決勝は男女別に予選会の上位5人が選抜されるスタイルです。
ポイントの獲得方法はトライした回数に関係なく
1️⃣ 途中まで登れればゾーンポイント
2️⃣ 完登できればゾーンポイントと完登ポイント
がもらえるシステムでした。
草コンペ 2022 リード予選の結界は 5位でした
予選会では、ジムグレードで (7b) までの課題は全て登れたけれど、(7c) 以降のグレードはゾーンポイントすら獲得できない状況でした。結局何人予選会に参加したのか良くわからなかったけれど、番狂わせが有り、なんと5位に滑り込むことができ、予選を突破できました。
草コンペ 2022 リード決勝の結界は 4位でした
決勝はオンサイトトライの一発勝負。予選会はギリギリの5位で通過でしたが、決勝は頑張れて4位でした。決勝に残ったメンバーを見ると十分満足のいく結果でした ☺️
でも4位の賞品は置き型チョークバック 😬 リードクライミングの賞品がこれかぁ 😆 ほぼボルダリングをしない人にとってどうすればいいのかな 🤔
個人的にもロックダウン期間中とその後はジムから遠ざかっていたので (2年数ヶ月間)、草コンペに参加するのは 2年9ヶ月 (ほぼ3年) ぶりでした。そこで感じたことを書き留めておく事にしました 😆
ほぼ3年ぶりにクライミングジムの草コンペに参加してみて
1️⃣ 最初の驚きは予選会の採点結果をAppを使って自分で入力すること 😆
2️⃣ 参加メンバーも以前とは違っていました。少年時代からうまかった子供達が高校生になり、実力が逆転していました。
3️⃣ App を通して参加者数を見ると、以前よりも増して参加者数が激減している。
など。
ホームジムはロープクライミングがメインのジムだけど、トップロープがメインなこともあり、以前からリードクライミングの草コンペに参加する人はそれほど多いわけではありませんでした。それでも以前ほど盛り上がりがないような気がしました。
以前ほど草コンペが盛り上がってないと感じる理由
1️⃣ クライミングジム友がホームジムに来なくなった
フランスの地方都市でも、ここ5年ほどで、沢山のクライミングジムが増えました。私が渡仏した当時、主要なクライミングジムといえば2つぐらいでしたが、現在では新たに6つもクライミングジムができ、合計8つものクライミングジムがあります。クライミングジムが増えた影響やホームジムのオーナーとの確執から、多くのジム友がホームジムから去って行きました。
それでも新たな子供達 (中学生以下) とその親御さん達は増えている気がする。特に子供達は2024年にパリオリンピックが開催されることも影響しているのか、クライミングジムのスクールに通い、フランスのクライミング協会が運営しているクライミングコンペに積極的に参加しているようです。
2️⃣ App に登録された参加者が少ない
紙を使って採点していた時代も草コンペには登録せずに自主参加している人たちは沢山いました。しかし今回は App を使った採点方式になった結果、自主参加の人が以前よりも増えたと思う。ホームジムの草コンペなんて自分の実力 (ポジション) は分かっているので、わざわざ App をダウンロードして、ポイントをカウントする事に煩わしさを感じる人は多いと思う。
3️⃣ リードクライミングと言う名のルーフクライミングコンペ
今回の草コンペはいわゆるルーフクライミングで、垂壁の壁を使っていなことが挙げられます。垂壁の壁ならリードクライミングをやっている人はいるけれど、ルーフにおけるリードクライミングは抵抗のある人は多いようです。
参加者が減った事による個人的な影響
以前までなら、ふらっとクライミングジムに行っても、ビレイをお願いできる人は居たけれど、パートナー難民になる割合が増えました。そう感じるのは自分だけではなく、ジムでお会いして会話をする程度のお友達から、あらかじめクライミングジムにいる時間を教えられて、ビレイのお願いを依頼されることが増えました 😆
個人的にはホームクライミングジムの草コンペが盛り上がりに欠けていると感じているわけですが、先ほども述べたとうり、沢山の子供達がクライミングジムに通い、コンペに参加するようになりました。
どこのクライミングジムもこぞってキッズクライミングスクールを開催しています。クライミングジムの経営的にもキッズクライミングスクールは大きな柱となっているようです。
面白いことに、子供さんに影響されて、積極的にクライミングコンペに参加する親御さんも徐々に増えてきています。
その大きな理由:
フランスでは学校での部活はなく、所属しているクライミングジム単位でクライミングコンペに参加します。そしてコンペに参加するため、遠征するためには親御さんのサポートが重要になります。そこで、一部の親御さんは送迎だけではなく、自分たちもコンペに参加することで、ある意味時間を有効に使おうとしているようです。
フランスのクライミング協会が運営しているコンペには、小学生・中学生・高校生のカテゴリーの他に、同じ会場で成人・ベテランのカテゴリーがあり、幅広い年齢層でコンペを楽しめるようにしているため、このようなことが可能となっています。
まぁ、色々と感じることはあったけれど、楽しめた草コンペでした。
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